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いつか、「何でも分かる」と胸を張れるように。【Connect the future】

これからのフォーデジットをつくっていくメンバーと、代表 田口が過去、現在、そして未来についてトークを繰り広げる【Connect the future】。今回は笹井千愛。デザイナーとしてはキャリア2年目ながら、チームへの貢献が評価され、所属している化粧品ECチーム内でMVPを受賞。カフェ勤務から未経験でWebデザインの世界を目指した笹井の行動原理とは?この先の展望についても、気合十分なコメントが飛び出しました。

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笹井 千愛
千葉県佐倉市出身。小学校3年生から高校時代を通してバスケに打ち込む(県2位の実績)。高校卒業後、専門学校でプロダクトデザインを学び、プラスチック容器メーカーに就職。容器のデザインに携わる。その後、銀座のカフェへ転職。そこでの3年間にデザインへの思いを強くし、2017年11月、アルバイトスタッフとしてフォーデジットにジョイン。

「バスケ」 or 「ものづくり」で進路選択

田口
笹井さんは、バスケ一筋の高校時代を経て、プロダクトデザインの専門学校で勉強したんですよね。つまりデザインとの最初の関わりは、専門学校時代ということ?

笹井
はい、そうです。大学に進学してバスケを続ける選択肢もあったのですが、バスケットは趣味で続けることにして、もともと好きだった「ものづくり」の方面に進もうと。小さい頃から工作が趣味で、こまごましたものをよく作っていたんです。

田口
なるほど、もともと手を動かして何かを作るのが好きだったんだ。

笹井
そうなんです。その後就職した容器メーカーでは、色々な形状や柄の容器デザインを任せてもらって充実していました。ただ、部署間のコミュニケーションがあまりいい状態ではなく…。思い切ってカフェに転職しました。

田口
容器メーカーからカフェ。そこがかなり唐突かなと思うんだけど…

笹井
実は、ものづくりと同じくらい文房具が好きでして。文房具のセレクトショップを併設したカフェを開けたらいいなぁという夢が、昔からあったんです。容器メーカーを辞めた当時、私は23歳くらい。高校生の時に父が47歳で他界したというのもあって、「自分もあとふた周りすれば当時の父の年齢に並ぶんだ!やりたいことやっておかないと!」と急に思ったりして、行動を起こしました。

田口
なるほど。笹井さんのバックグラウンドには、ものづくりへの想いと文房具愛が同居しているんだ。
余談ですが僕の娘も文房具が大好きで、よく文房具ショッピングにお供しているので、結構詳しくなりました。ずばり、笹井さんのおすすめ文房具No.1は?

笹井
あえて一つ挙げるなら、ぺんてるの「クリックイレーザー」っていうカッターナイフ型消しゴムですかね。一文字ずつ、きれいに消せるんですよ!

田口
想像を上回るマニアックなのが出ました(笑)。僕のおすすめも一応発表すると、ぺんてるのシャープペンシル「オレンズ ネロ」。芯一本書ききるまでノック不要で折れません!

笹井
へえ、そのアイテムは知りませんでした! ……書き始めはノックするんですよね?

田口
はい、最初はノックしてください(笑)。

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憧れの「デザイナー」として

田口
思わず文房具トークがふくらんじゃったけど、カフェ勤務を経て、そこからなぜフォーデジットに?

笹井
きっかけは、カフェで勤務する中で、メニューやポップのデザインを任せてもらえるようになったことです。プロダクトデザインからは離れてしまったけど、「やっぱりもう一度デザインをやりたい」とそこで強く思いました。それで、さまざまあるデザイン分野を見直した中で、Webデザインの世界を目指そうと。経験ゼロなので、アルバイトからチャレンジできる会社を探していて、フォーデジットに出会ったという経緯です。

田口
そうかぁ。カフェでの経験が、デザイナーを本気で志すきっかけになったんだ。

笹井
はい。フォーデジットに入社して最初の2年ほどは、不動産のポータルサイトを運営するチームだったので、デザインに触れる機会は少なかったのですが、Web制作・運営の業務に未経験から携わることができたので良かったです。少しずつ、単発で発生するバナーなどからデザインするチャンスをいただけたるようにもなり、それが励みになっていました。

田口
そして、入社から2年経ったタイミングで、今所属している化粧品メーカーのECサイト専任チームにデザイナーとして加わったと。

笹井
はい。体制変更がきっかけの異動ではありましたが、憧れの「デザイナー」に近づく転機になりました。

田口
「デザイナー」になるべく踏み出して、2年足らずでECサイトを中心としたチームのMVPに輝いたわけですが、笹井さん自身はどのあたりが評価されたと思ってますか?

笹井
自分では3つあるかなと思っています。1つ目は、デザインについてフィードバックしていただいたことを、きちんと吸収して次に活かしているところ。指摘だけでなく「なぜ」という理由も一緒に説明してくださる先輩ばかりなので、それができていいるのかなと思います。2つ目は、チーム内の仕事の進め方や情報共有の仕方について「こうしたらもっとスムーズかも?」という提案ができるところ。異動して2年の新米ですが、臆さずに発言するようにしています。そして3つ目は、「やるべき」「やった方がいい」と思ったことは、主体的にすぐ進めるところ。この3点は日頃から意識しているので、皆さんにも評価していただけたのであれば嬉しいです。

田口
既存のやり方について「もっとこうできたら」が言えるのは、すごくいいですよね。傍から見ている人が言うのは意外と簡単だったりするけど、現場の実態を十分に把握できていない発言は意味がないし。中にいるメンバー自らが課題に気付いて、それを変えていくっていうのは、すごく理想的。MVPの評価コメントに「異動から早2年。今ではチームをリードする存在」とあるのは、きっとそのあたりなんだろうね。

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人生を楽しむコツ

笹井
今日はせっかくいただいた機会なので、私からも田口さんに伺ってみたいことがあります。田口さんがメンバー向けに発信しているライブ配信や、普段のご様子を見ていて、日々をすごく楽しんでいらっしゃる方だなと感じていまして…

田口
え、そうですかね?(笑)

笹井
私は近頃、仕事面ではすごく充実しているものの、趣味だったバスケがコロナの影響でなかなかできなかったり、リモートワークメインなので一人で過ごす時間が長くなったりして、ふとした時に「あれっ、今私ってただただ生きてるだけ?」と思うことがありまして…。人生を楽しむ秘訣のようなものがあれば、教えていただけたら嬉しいです!

田口
家で過ごす時間が長くなって、かつ趣味だったバスケも思うようにできないとなると、確かにフラストレーションもたまりますよね。僕はそもそも笹井さんみたいにスポーツの趣味はないですが、最近はあれです。休日はずっとベランダを直してます。

笹井
ベランダですか? DIY?

田口
経年劣化で木製のベランダの傷みが目立ってきたんだけど、プロに施工をお願いすると結構な費用になると分かり、いっそ自分でやってみようと。木を削ったり、ネジ穴を開けたりする工具も一通り揃えて、週末はひたすらベランダの補修作業に励んでます。めちゃめちゃ楽しいです。木工が好きな笹井さんなら分かってくれるはず(笑)。

笹井
スケールが大分違いますが、でも楽しそうです(笑)。

田口
まあ、もう少し本質的な話をするなら、日常の中に何かしらのアイデアとか企画性を持ち込んでみると、ぐっと楽しくなるんじゃないかな。たとえば、また文房具の話に戻るけど、娘と一緒に文房具コーナーに行くと、それこそ何時間も売り場から動かなくなるわけですよ。そこでただ待っているとつまらないけど、「スゴイ文房具ランキング」を決めようぜと発案してみる。そうすると、ただ待つよりもその時間を楽しめるし、究極のシャーペンにも出会える…とか。

笹井
なるほど~。アイデアで日常をイベントっぽくしちゃうんですね。

田口
うん。年明けに会社のメンバーがうちに来て飲む会があったときは、娘と一緒に『LIAR GAME』仕立ての黒い召集案内を送って、金塊風箱ティッシュを用意したりしたこともあるな…。あと最近だと、サービスのローンチ前で遅くまで作業しているチームへの差し入れ用のお菓子を、大袋の定番品をただ置いておくだけだとつまらないから、コンビニのお菓子を全コンプリートする勢いで揃えてみたり。

笹井
おお~! なるほど…。「日常の中にアイデアを持ち込む」は、かなり響きました。ぜひやってみたいと思います! ありがとうございます。

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これからなりたい自分

田口
さて、話を仕事に戻します。最近は、デザインだけじゃなくて、コーディングの領域にもチャレンジし始めたんだよね?

笹井
はい。チーム内で、デベロッパーさん向けに行われている研修課題に取り組ませていただいて、eDM(電子ダイレクトメール)を自分で組めるようになりました!

田口
おお~、すばらしい!経験のないことに向き合う時のスタンスって、人によって色々あると思うけど、笹井さんはどうですか?

笹井
「やればできる」と考えるタイプ…ですかね。今のチームに入る前から、分からないことを質問すれば親切に教えてくださる先輩たちに囲まれてきたから、そう思えるのかもしれません。自分の知識や経験がゼロでも、教わったことを吸収しさえすれば少しずつでもできるようになる。そう思っています。

田口
うんうん、確かにそうだよね。今後チャレンジしたいこととか、目指す姿はありますか?

笹井
チャレンジしたいことはいっぱいあります! まず、今はまだ所属している化粧品ECチームでしかデザイナーとしての経験がないので、今後は他のプロジェクトにも携わってみたいです。そして、デザイナーとしてレベルアップを目指しつつ、コーディングにも挑戦できたらと思っています。最近、サイトのシステム更改に向けて、社内のサービスデザインチームと初めて一緒に仕事をする機会があって、新たな気づきがたくさんありました。これからも、そんな経験を積み重ねていきたいです。広い視野を持って、クライアントの意図や考えを的確に掴みながら、デザインやコーディングに対応できるようになれたら、と思っています。目指す姿を一言で表現するなら、「何でも分かっている人間になりたい」ですかね…。あと、社員を目指せたらと思っています。

田口
「何でも分かっている人間」…かなり壮大なフレーズだね。でも、いいですね。さっきも、チームに対して「もっとこうしたら」という意見を言うようにしているという話があったけど、場や状況を俯瞰で見ながら、そこで作用しているメカニズムを解き明かして改善する、みたいなことが得意なのかもしれないね。
そして、社員登用については、メンバーの活躍はきちんと評価したいと思ってるので、その点は安心してください。アルバイトから代表取締役にだってなれる(*1)くらいだしね(笑)。組織やチームのあり方は、マーケットの動向に合わせて変わっていかざるを得ないので、自分自身が成長の手応えを感じつつ、同時にチームに貢献するために何をしたらいいのかを考えながら、今後も色々なことにチャレンジしてもらえたらと思います。
(*1 田口は2002年にアルバイトスタッフとしてフォーデジットに入社し、2008年に取締役就任。2017年より代表取締役CEO。)

笹井
頑張ります。自分からもチャレンジしていきたいし、チャンスには積極的に関わっていこうと思います!

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編集・執筆 glassy&co.
撮影 吉田周平


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