部屋を改革したかった話、あるいは週末の部屋さらし

tl;dr

たくさん金が飛んだ。人間になれた気がした。

つらかったこと

今年の春ごろ、引っ越したくて仕方がなかった。更新の時期が迫っていたというのも要因の一つだが、自分の生活空間がとにかくカオスで、それにうんざりしていたのだ。

デッドスペースがある

デッドスペース、それは毒沼のように、人が決して立ち入らぬ場所である。我が家にはそれがあった。写真は残っていないのだが、当時はiMacの机の下にラグが敷いてあり、そこの上が物置場所になっていた。iPadやら、何が入っているのかわからない袋が複数置いてあった。ラグの上は飲食禁止スペースにしていたし、ゴミはちゃんと捨てていたので汚部屋というレベルまではいかなかったが、相当の乱雑っぷりだ。当然iMacは使われることなく、永い眠りについてしまっている……。

デッドスペースがある2

我が家には広めのロフトがついていて、そこにハンモックを置いていた。この家に越してきた理由の一つに、ハンモックで寝てみたいという夢を叶えたかったからなのだが、あるときからハンモックで寝ることをやめてしまった(この辺のくだりは、興味を持つ人がいたのなら、別記事で書いてもよい)。

ロフトはエアコンがついてなくてとても暑く、とくに去年の猛暑ではとても耐えることができず、ずるずると座椅子の背もたれを倒して、そこで寝るという日々をすごしていた……。健康で文化的な最低限度の生活とは……。

結局、普段生活するスペースは二畳ぐらいでおさまってしまっていた。

くつろぎスペースがない

去年の冬から今年の春にかけて、よくぼっちで読書合宿に行っていた。思い返すと秋から冬に三回、春に二回で計五回、少し行き過ぎな気もする。

「ぼっちで読書合宿」とは、文字通り人との関わりを極力避け、宿でひたすら積ん読を消化する合宿だ。温泉つきで料理もうまい。ひたすら食べてねて温泉に入って読むを繰り返すストイックな活動だ。もちろん、読書合宿はすばらしく良いのだが、なぜこんなに頻繁に行っていたのかというと、家にくつろぎスペースがなく、家で本を読む気にならなかったからだ。

引っ越しを検討してやめた

引っ越しをなんども検討した。毎日SUUMOをみて、よさそうな部屋を検索した。が、結局やめた。

今住んでいる部屋は1DKで、いろいろ設備に不満があるものの致命的ではなく、なにより家賃が安い。

が、次引っ越しをするなら、1LDK、または2DK、2LDKで面積は40平米ほしいと考えていたので、当然お高くなる。さらにねこも飼いたいと思っていたので、当然ぐううううううっとお高くなる。家賃、二万円あがると年に二十四万も出費が増える。二十四万、iMacが買えてお釣りがもらえる値段だ。年二十四万上乗せしていい部屋に住むより、自由に使える金がほしいと思ってしまった。

ワープアのかなしいサガだ。

部屋の環境をよくしたい

引っ越すかわりに、今年は金をかけて居住環境をよくしようと心に決めた。目指すのは、デッドスペースをなくし、くつろぎ空間を作ることだ。

ハンモックを捨てて、ロフトで眠れるようにした

これは詳述することは何もない。単純にハンモックを捨て、押入れに入れていたマットレスをひっぱりだし、そこで眠り始めた。やっと人間になれた気がした……。ロフトの暑さ対策だが、一応バルミューダの扇風機を一台おいてある。それでどこまで耐えれるのか、今年検証し、改善していくつもりだ。

iMac周辺に畳を導入した

ラグは暑苦しいし掃除も大変なので、撤去しかわりに畳を導入した。なぜ畳なのかというと、読書合宿で泊まった部屋に畳スペースがあって、これがとてもおちつけたからだ。畳でごろごろしたい。い草のにおい最高、とかそんなかんじだ。

畳にしたところ。部屋のスペース的に二畳分にした。

座椅子はZAGAKU04にしようと決めていた。ZAGAKU04がくるまで、ロフトのインテリア合わせに買ったビーズクッションをなんとなくおいてみたら、ねころぶのにちょうどよかった。ただ、ねころぶならやっぱり三畳分ほしいなぁって思ってしまった。あと一畳、おけなくはないが、部屋のレイアウト的にきびしい気がしているので、思いとどまっている。

ZAGAKU04は実物を見ずネットで買ったのだが、思ったより座高が高く、iMacちゃんの高さ調整が必要だった。ささえる技術〜は面積がちいさいので、オライリー本が望まれる。

なお、iMacちゃんはこの構成にしてからもあまり使っていない。元気が出たらiOSアプリ入門やりたいのだけど。

くつろぎスペースがほしかった

食事をたべるのに、いままでビルドに微妙に失敗した安物のサイドテーブルを使っていた。スペースもせまく、最近鉄の部分がサビ出してきたので、捨てた。

代わりに購入したのがこのちゃぶ台。三又で写真のシルエットがとてもきれいだった。が、実際届いてちょっと今ひとつだなって思ってしまった。サイズは写真のない60cmにしてしまったのだが、60cmだと、脚が結構ごつい。あと、脚とテーブル板の接合部分に溝があって掃除しづらそう……。まぁでもかわいいはかわいい。いまのところ、傷つけるのがこわくて、おそるおそる使っている。

寝るのにもアニメを見るのにもつかっていた座椅子ももうぼろぼろだ。ワタもへたってきていて、時折骨組みの部分があたって痛い。これはあんまりなので、捨てた。

たぶん今後もずっとぼっちなので、ぼっちに最適ななにかを導入しようと決めていた。引っ越しのときに捨てる前提で安物ニトリでいいやん? って考えていたんだけど、ぼっちにぴったりなローソファをみつけてしまったので、結局それを買った。

PENTA900、ZAGAKU04と同じくオートクチュール。ショールームにいくと生地を触って選べるとのことだった。黄色もかわいかったのだけど、結局青色にした。

余談だが、注文した帰り、メルカリでこいつのグレーが売りに出されていることに気づいてしまった(安くはなかった)。購入から半年で売りにだしたみたいなのだけど、理由が気になった……。

ちょうどきのうペンタちゃんが来たのだが、ショールームで実感したとおり、座り心地がとてもよい。ソファの上であぐらを組むことができるのもグッドポイントだ。ペンタちゃんのちょうど正面に大きめのディスプレイがあって、きのうはペンタちゃんに座って酒を飲みながらアニメを見ていた。なかなか快適だった。

PENTA900、かなりおすすめなので、床生活メインの人は、一回ためしてみてもらいたい。


座椅子を捨てたはいいが、ペンタちゃんがくるまでに一ヶ月半以上かかるってことだったので、ちょうどメルカリで出ていたビーズソファのYogiboのピラミッドも買ってしまった。Yogibo、ふつうによい。ただし、Yogiboだけだと、床にそのまま寝そべってしまうことになるので、ラグがほしくなるかもしれない。

ペンタのとなりにYogiboピラミッドを配置すると、なんと寝転ぶことができることに気づいてしまった。いまもここに寝そべってこの記事をかいている。ペンタでどうねそべるのか、を考えていたが、ふつうにこの組み合わせが最高だった。

結局どうなったのか?

家にいるとひたすら眠いので、読書はやっぱりはかどらないかもしれない。たが、圧倒的に快適になったのは間違いない。少なくとも、noteを書くだけの気力ができた。

その他

・ソファのクッションは、支払いを銀行振込にすると特典でついてくるやつ。カバーはソファと同じ生地でつくられている。

・ソファ、生地の触り心地がいいのだが、やっぱり汚れとか気になってくると思うので、ソファカバー代わりに適当に安いガーゼケットをぽちってしまった。インテリア台無しである……。

・冬にこたついらないの? っておもう人がいるかもしれない。こたつについてかつて所持していたが、思うところがあって捨ててしまい、今は導入していない。こたつのかわりに今年は電気ひざ掛けとレンジでゆたぽんで過ごす予定。

・引っ越したい理由に冷蔵庫を買い換えたい(引っ越すタイミングで新しくしようと思っていた)というのもあったのだが、壊れてしまったので引っ越し待たずに買い換えた。それで引っ越したい理由がほぼ消えた。

・畳が変色しないよう、日中部屋を締め切ったままにしているけど、帰宅したときとても暑い……。

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