見出し画像

ダイニングにソファという選択

ダイニングは団欒の象徴、家族でわいわい話しながら食事をとるスペースだ。当然ぼっちには必要ない——、そう思っていた時期がわたしにもあった。

一人ぐらしをはじめてそこそこの年月が経っているが、長らくダイニングテーブルを導入しなかった。ディスプレイを前にソファ、あるいは座椅子にすわって、コーヒーテーブル(とみなしたちゃぶ台)に置かれた酒とつまみを手に晩酌する、これがわたしのスタイルだからだ。ぼっちにはただ食事を摂るだけだけの空間など、無駄無駄無駄ァ!

だが、夕飯以外ではどうだったのか。キッチンから晩酌用のくつろぎスペースまでそこそこの距離があって移動がめんどうかった。朝昼から食事の匂いが部屋に漂うのはいやだ。そんな思いから、キッチンスペースの側にある段差に座って、どんぶりや皿を手にもって食事を済ませるということが常習化してしまった。その様は路上に座って食べ物にむしゃぶりつく貧困者そのものだったろう。

ふと、ある時思ってしまった。わたしの人生はあまりにも虚しい。なぜこのように惨めに食事をとっているんだろうか……。生きる時間は限りがある。刹那主義を名乗る以上、今、この時に金を使わなくてどうする、全力でQoLをあげるのだ、人並みの生活をしようって。食事のためだけにテーブルと椅子入れるのなぁみたいなしぶい気持ちがあったが、やっぱりおちついて食事摂るスペースはほしい。

思い立ち、ついにダイニングテーブルとそれに付随する椅子を買うことにした。あと、卓上で鍋したい*。なんなら、卓上で炭火焼したい。魚や焼き鳥焼きたい。

*この記事で紹介をしたちゃぶ台、小さすぎて卓上IHを置くとスペースがギリギリギリになることに気付いてしまった。以来、卓上IHを封じていた。

ところで、以前の記事を読んでくれた君なら気づくかもしれない。「お前のそのウサギ小屋みたいな家に、ダイニングテーブルおくスペースあんのかよ?」って。そう、QoLをどうにかあげたいわたしは、前の家よりも面積も家賃も上の部屋にとうとう引っ越してしまったのだった。ちなみに、この家ではなんと猫も飼うことができる。

引越し先をきめた当初は、家具は全部無印良品にしようと思っていた。値段がそこそこで、チープではなさそうで、同じブランド使っておけば統一感でるだろう、とい理由からだ。思考停止である。

入れようと思っていたのはリビングでもダイニングでもつかえるシリーズのテーブルとベンチだ。店舗にも何度か見にいって、ほぼほぼ決めかけていた。

画像4

だけど、結局採用しなかった。デザインがしっくりこない、レビューに傷つきやすいとあり、店舗でみたものも傷だらけだった、ベンチもなんかピンとこないetc……。

結局ダイニングテーブル漁りをした。ちなみにだが、自分の家具の探し方はとっても雑で、適当なキーワードでGoogle画像検索にかける。気に入ったものがあれば詳細を確認する。

スクリーンショット 2020-06-06 7.10.58

そんなこんなで、いろいろなダイニングテーブルをみていて、ふと気付いてしまった。ソファダイニングというジャンルがあることを。

スクリーンショット 2020-06-06 7.17.32

これは、まさにわたしがほしかったやつだ。食事スペースを確保しつつも堕落モードへ移行できるやつだ。もう、ビビビ! ってきたね。

画像3

そんな中みつけたこいつ。このダイニングテーブルとソファのセットはほんとうにオシャで一目惚れした。値段が値段だった。そろえると50万ぐらいするんじゃん……。家具は一生ものだし、一回買ったらなかなか買い換えない、車より安い、みたいな話を家具屋さんが言っていてなるほど、って思ったが、「せやかて工藤……」見送った。高いと慎重になりすぎてまともに使えなさそうだ。実際家にいれてみてイメージあわなかった、とかだとダメージ大だしね。さよなら、来世は金持ちに生まれたい。

結局、unicoのSULAシリーズに決めた。それほどお高くない、けどブランド、すぐ配送される、見てた中では圧迫感なさそう諸々の条件がマッチした。

画像1

設置した。サイズは事前に測っていたが、入れてみるとやっぱり少しでかいなって気がする。テーブル、もうワンサイズ小さいのがあったら満点だった(しかし商品的にぼっちをターゲットにしてなさそうだ)。とはいえ、テーブルは広々としていて、これはこれでありなのかもしれない。少なくとも、年末に買ったFireHD10のShowモードとスピーカーも配置してもなお余裕がある。卓上鍋も問題ないだろう。

ソファは一つにするか二つにするかものすごく悩んだのだが、まとめ買いで安くなるわけでもなし、1個入れてみて必要ならもう1個買うことに決めた。結果、ぼっちなら1個で十分だ。

導入してみて、強く気になったのが、汚れへの防御力だ。ここで食事を摂るのだ、どうやっても汚れていくだろう。それに、いかにカバーが取り外し洗濯可といったって、交換用のカバーは高い(1万円!)だし、気軽に洗濯できる雰囲気ではない。まず取り外し設置がものすごくめんどそう。しかし汚れ対策しておかないと気軽につかえないぞ……。

画像2

こうなった。景観をすこし犠牲にしてガーゼケットを導入した。取り外ししやすいし、洗濯しやすいし、なんだったら交換も気やすい。結果として全体で気に入っている。やっぱり汚れ気にせず使えるのとってもよい。

そうして、わたしのソファ充生活がはじまったのだった。ソファはとにかく偉大だ。ねころべる。ここで本を読んだ。うたた寝もした。最近はソファの上仕事していることも多い。この記事もソファに寝そべって書いている。

もし君がぼっちなら是非ソファダイニングを導入することを検討してほしい。ぼっちでもダイニングが最高の憩いの場になるはずだ。

ソファ最高!


余談

もしお金と時間に余裕があるならMOMO NATURALを候補にいれてもよかった。ここはセミオーダーメイドだ。テーブルの幅、高さ、ソファだって思いのままだ。ただ、当時はコロナの影響で店が尽く閉まってしまっていた。

unicoの家具は、デフォルトで傷防止フェルトがついていない。もし君がunicoを購入するならば、絶対用意しておいたほうがいい……。

追記

unicoの、まさに買った商品がセールしていることに気付いてしまった。なんか買って一ヶ月たたないのにセールされると損したみたいでもやもやするな。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?