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最小メモリーPCは、どこまで使えるのか #4

今回は、デスクトップをカスタマイズして、最小メモリーPCでも楽しめるのかを検証してみます。タブレットPCでは、動作が厳しいということもあって、チャレンジしていなかった内容になります。前回までの内容は、↓

デスクトップのカスタマイズ

とはいえ、Kubuntuのデスクトップ環境(KDE / Plasmaデスクトップ)に慣れてしまったということもあり、操作系で特に不満は、無かったのですが、このMacのデスクトップをMacっぽくできないかなという思いもありました。

テーマにそれらしいのが

KDEシステム設定に「外観」という項目があり、何気なく見てみると、「★新しいグローバルテーマの取得」とありました。

ここを覗くと、Windows 11風のテーマやMac風のテーマがあり、その中で「mac OS Sonoma」風テーマがありました。実際にこのMacBook Airには、適用されないmac OSをテーマで入れてみるのは、おもしろいと感じ、即インストールしてみました。

本物にない「MacBook Air 11" mac OS Sonoma」

Windows 11でもmac OSでも、インストールする方法等ネットを検索するとでてきますが、設定をいじる、入れようとするOSを用意する等、手間がかかる上、サポート対象外だからなと思っていました。

こちらは、Kubuntuで一応サポートされているので、動作問題が少なく、パロディとしてなら、ありかなと思いました。

テーマのインストールと使用

テーマは、単独で全てをMacっぽくできず、いくつかのテーマをインストール必要があります。(アドオンでこれも追加してと案内されるので、その通り追加していく)
インストール後のデスクトップは、こんな感じです。

テーマ適用後のMacBook Air (Kubuntu)デスクトップ

Mac風になりました。Mac独特の「ジャーン」という起動音は、元からなっていましたが、起動後もMac風な画面であれば、ぱっと見、Mac OSかなと勘違いさせることは、可能かもしれません。
ただ、起動途中で「Kubuntu」のロゴとログイン画面は、出てきますが。

操作面についても、Macと同様の操作方法ですので、Mac環境から乗り換える方にとっては、操作方法が変わらない点では、よいかもしれません。

デスクトップをカスタマイズして

デスクトップをカスタマイズ後に使ってみた感想を。良かった点から。

キーボードバックライトの調整ができる!

ソフトウエアからの操作になりますが、「バッテリと輝度」という項目がデスクトップトレイに追加され、その中を見てみると「キーボードの輝度」という項目がありました。

状態と通知内のバッテリーと輝度を覗いて見ると
キーボードの輝度という項目があります

この項目、輝度が0%となっていたので、試しに100%にしたところ、キーボードバックライトが光るではないですか! (感動) 100%を確認したところで、そんなに光っていても使いづらいので、半分くらいに絞りました。

前回の記事に書いた通り、点いていないではなく、消灯していただけで安心しました。

シャットダウンできているのか?

問題も出ました。2つほど。

1つ目は、きちんとシャットダウンできているのかという点です。
実は、Mac風デスクトップでMacのようにシャットダウン(?)操作ができるのですが、気が付くと、MacBookが熱くなっているので、確認すると、スタンバイ状態になっていました。

確かにKubuntuのシャットダウン画面は、出ずに画面が落ちていたので、正しいシャットダウン操作では、ないのかと思い、Kubuntu正規画面からシャットダウン操作を一旦は、正しく電源Offします。

ただ、こちらも動作が怪しく、勝手に起動したりすることが散見されます。
知らない間に「ジャーン」と音がするので、「えっ」と思うことしばしば。

カスタマイズしたデスクトップには、一度、アップデートが入りましたので、アップデートして様子を見てみようと思います。

フリーズしやすくなった

2つ目は、フリーズしやすくなった事です。起動直後にブラウザを立ち上げようとすると、フリーズというパターンが一番多かったのです。

こちらもアップデート後の状況ですが、感覚的には、動作のモッサリ感が改善されているような気がします。システムモニターを見ると、若干ですがCPU負荷も減っているように感じました。

フリーズもアップデート後は、しなくなりましたが、もう少し様子見をしてみようと思っています。

まとめ

デスクトップを変更して、満足度は、高まりましたが、やはりメモリー2GBでは、正直、限界が多いかもと感じました。タブレットPCよりかなりまともに使えますが、用途としては、ネット専用PC程度かと思います。

マルチタスクでガンガン使用するといった用途には、向かないので、あくまで、軽作業や調べものといった用途であれば、使えるかなと思います。

マルチタスクで使いたいという方には、最低でも8GBくらいのメモリーを積んであった方が良いのではないかと思います。

個人的には、オークションサイトでメモリー8GB積んだEarly 2015あたりのMacBookを調達しようか迷う今日この頃です。


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