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ママもつらいよ

 こんにちは、はいるです。仕事の行き帰りが少しだけ涼しくなってきて、秋がくる予感にワクワクしています。秋、大好き。金木犀が初めて香る秋の日を心待ちにしています。急に情緒的に始まるやん。なにこれ。そんな今回のテーマは「最近モヤモヤしてること」です。

4歳の息子

 わたしには4歳半の息子がいます。一般的な4歳児って、皆さんイメージ出来ますか?喋りはもちろんペラペラですし、簡単なルールを理解してゲームをやったり、お手伝いとして物を切ったり、掃除機をかけたりできます。数字も読めるし、文字もちょっとだけ書ける。わたしが疲れていると「大丈夫?」とかいって布団をかけてくれます。
 こちらの思っている以上に4歳児って色々なことが出来ます。

 だけど、やっぱり4歳は4歳なんですよね。4歳って一般的にも、相手の立場や気持ちを理解して行動する、というのは難しいとき。

パパはライバル

 特にそれが顕著に出るのが、に対してです。息子は戦隊モノが大好きで、男たるもの強くあるべき!と思っています。なので、自分より強い「パパ」への嫉妬がすごい。暇があれば「戦おう!」といって戦いを挑んでいます。更に、わたしのことが大好きであるが故に、パパを「ライバル」と思っていて、わたしと夫が何か喋っているだけでも怒る始末。何も理由がなくても、夫に対して手が出てしまいます。

 24時間、ライバル視されて、戦いを求められ、理不尽な暴力にさらされているので、普段めちゃめちゃ温厚な夫も、さすがにうんざりしてイライラしてくるんですよね。わたしもそんな様子を見て、いい加減仲良くしてくれ、とか、そこは大人の対応をしてくれよ、と思ってイライラする。そのイライラが息子に伝わって、余計に暴走してしまう。

 まじでイライラのスパイラル
 ましてやコロナ禍で在宅勤務も増え、息子と家の中で密になっているので、その機会が極端に増えました。

息子は悪くない

 あんまり熱心に育児本を読むほうではないのですが、たまたまnoteで編集者の方の記事を見たので買ってみました。

 この本は、4人の子供を持つ医師で臨床心理士の著者が、子供にどんな風に声をかければいいか、29の例を元に書いてあります。
 この中で、買い物のときにダダをこねている子供に対して、こんな文章が出てきます。

 (子供は)わざと親を困らせようとしてわがままを言ってるのではなくて、世界が、現実が自分の思い通りにならないつらさを、一つひとつ学んでいる途中です。
<中略>
そんなとき、大人は、がんばれば、気持ちを切り替えられます。でも、それは子どもにはできないことなのです。

 もう本当に、そう思う。耳が痛い。
 息子は、パパより強くなりたい、とか、ママには自分だけを見ていて欲しい、という理想と現実のギャップをまだ受け入れられずにいます。そして毎回その現実にぶち当たっては打ちのめされて泣いているんですよね。もうこうやって書いていると、可愛い。一生懸命生きていて本当に尊い生き物。こちらも気持ちを切り替えて、大人な対応をしてあげたい。

未熟なんです

 だけどさ~。それがまじで無理なの。無理なんですよ。だって1日に15コンボくらい理不尽な怒りをぶつけられて、「可愛いなあ、つらさを学んでるんだなあ」って15回穏やかに思えるか????むり!!!!!!!
 そういうとき、この本が頭の片隅に思い浮かんで、見ず知らずの著者が微笑みながら語りかけてくる。「大人は、がんばれば、気持ちを切り替えられます」ってね。

 はい、わたしは自身の気持ちすら切り替えられない未熟な大人です。30歳にもなってそんなこと一つ満足に出来ません。仕事でイライラしても表面上穏やかにしようと努められるのに、息子に対して出来ないのは、家族への甘え以外の何物でもありません。はい。本当そう。わたしが一番わかってま~す。
 毎回毎回こういう気持ちになるのよ。まじでモヤモヤする。著者もこの本も悪くないけどね。悪いのは未熟な自分自身です。

 これ、いつになったら改善できるんだろう。と思ってもう2年くらいが経った気がします。2歳のイヤイヤ期ぐらいからずっと、対処に悩んでは自分を情けなく思っている。きっと将来、息子が自立していったら、どうしてそんなことも出来なかったんだろうって後悔する日がくるんだろうな。
 そんな将来の自分に対して言っておきます。

 そんなこと言っても今はこれが精一杯です!!!!!!!!!!

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はいるとさちこの交換エッセイ
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