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幸せより不快な記憶のほうが残るものなのか

 こんばんは。さちこです。毎週水曜日が在宅勤務になり二週目。週の真ん中に出社しなくていいって最高だわ。すでに暑い中出勤するってだけで疲れちゃう。ついに在宅用PCも貸与されたし、やる気になってくれた会社に感謝。
 さて、今回のお題は「初デートの思い出」です。自分が書きたいテーマというよりは、はいるのエッセイを読みたい。「初デート」って定義がむずかしいので、自分が思う「初デート」でオッケーということで。

「先輩」とかいう謎のアドバンテージ

 わたしに初カレができたのは19歳のとき。大学のサークルの一つ上の先輩だった。一緒にコピバンを組んだのがきっかけで仲良くなった人。帰国子女で英語がペラペラ、ドラムがめちゃくちゃうまい、ノリがいい人。よくある、先輩ってだけで素敵に見えちゃう魔法にかかっていた。一緒に好きなバンドのライブに行ったり、ご飯に行ったり。はいると一緒に行った京都旅行でもデレデレと片思い話をしていた記憶がある。八つ橋をお土産に買って帰ったり。 
 新宿のロックアップ。

「俺のことどう思ってる?」
「ヤバイと思ってます。(いい意味で)」
「じゃあ付き合おっか。」

というなんとも言えない流れで付き合うことに。しかし有頂天だった19歳のわたし。

きっとドキドキしてた

 お互い初めての恋人だったわたしたち。デートでしてみたかったことを一日に詰め込む、というなんとも若々しいことをした。
 わたしの最寄り駅で待ち合わせ。
 会った瞬間、

「ちょっと座っていい?下半身がヤバイ。」

思い返すとめちゃくちゃヤバイやつ。すごいおもしろいな。そうだとしても口に出すなよ。

 うちの近くの公園でのんびりして、美術館に行く、というのにめちゃくちゃ憧れていた。徒歩20分くらいの道のりを二人で歩く。歩き始めて5分くらい経ったころ、母親を発見。大急ぎで迂回。なぜ迂回したか。腰からぶっとい鎖のウォレットチェーンを垂らした男と歩いているところを見られたくなかったから。(ウォレットチェーンをやめさせることはできなかったけど、後々革の細めのやつに変えてもらった。)

 公園を散歩して、美術館に行って、わたしのミッション達成。お次は彼の行きたい場所へ。
 みなとみらい。また徒歩20分かけて駅に戻って、1時間電車に乗ってみなとみらいへ。別日に行けばいいじゃんってなんで思わなかったのだろう。若いって不思議。みなとみらいではTHE王道、観覧車に乗って、記憶にないのだけど初チューした気がする。記憶がないってまじかよ、わたし。初めてのチューってもっと尊いものなのでは……。そのあとは健全にラーメンを食べて帰宅。

上書き保存可

 なるべく甘酸っぱい思い出として書きたかったのに全然無理だった。というか思ってたより記憶がない。でも当時は死ぬほど甘酸っぱかったのだろう。思い出って簡単に塗り替えられるんだね!クソエピソードを書きたくなる気持ちをぐっと我慢。

一番言いたかったのはラスト4行

 なぜ今回このテーマにしたかというと、新しいカメラを手に入れて、過去のSDカードで容量に余裕がありそうなのを探していたら、この彼氏との写真がわんさか見つかったということ。PCのデータからはきれいさっぱり消していたのに、SDカードからは消していなかったらしい。
 もう一つ。マッチングアプリでやりとりしている人と来週初デートだということ。初デートの気持ちってどんな気持ちだったっけ……?と思って振り返ってみた。
 密にならないように会ってくる。感染者数爆発しないでください。


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