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”すうずカード”と”にみどり”に見る三男と四男の性格の違い

先日、小学一年生になった四男が宿題をしていた。プリントには「すうずカード」と書かれている。

すうずカード?
誤植か?先生は東北の出身か?
一瞬で色々なことが頭によぎったが答えはわからなかった。

学校で習ってきたはずの四男に聞いてもわからないと言う。
そしてプリントに書かれていたこの文を読んでも「でぃーしゃん、これ何言うてるか全然わかれへん」と言っていた。

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私も何度か読み返し、ようやくすうずが数図であることを理解した。
数を文字で表しているのが数字、図で表しているのが数図ということのようだ。
しかし、これはさすがにひらがなを習い始めた小学一年生には難易度が高すぎるのではないか。四男はついに「”じ”と”ず”は違うん?」と聞いてきた。もちろん彼が言っているのは字と図ではない。四男はもはやひらがなの違いも認識できなくなっていた。

そんな彼はすうじとすうずの違いについてさっさと考えることをやめ「もういいわ。切って名前書いといたらいいんやろ?」と言い、チョキチョキと紙を切り、名前を書いて宿題を終わらせていた。
なるほど、四男はこういうタイプなのか。
そしてどうでもよいことだが、私は4回目の小学一年生の母親なのになぜ数図カードを知らなかったのか。性格が遺伝するのかどうかは知らないが、なんとなく四男のこの性格は私からのもののような気がする。


一方、こちらは三男が小学一年生の時の宿題である。彼は一時帰国の際に公立の小学校に通わせてもらっており、宿題はその時のものである。

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初めて通う日本の小学校で生真面目な三男は教えてもらったことに一生懸命取り組んでいた。
もちろん宿題にも真剣に取り組んでいた。
長い時間この宿題に取り組んでいた彼は少し悲しそうな顔で「でぃーしゃん、”にみどり”って何色?三男、わからへん…」と聞いてきた。

「にみどり?きみどりじゃなくて?」と聞くと三男は「これは”に”って読むんじゃないの?」とプリントを見せてきた。

…先生、なんで途中でスペース入れんのやめたんや。笑

三男はどうやら一生懸命色鉛筆の中ににみどりを探していたようだ。
三男の生真面目な性格はどちらかと言えば夫に似ている気がする。

同じ兄弟でも楽観的な四男に対し、生真面目な三男。当然のことではあるが長男も次男もそれぞれ性格が異なる。が、全員に共通して言えることはカチンとくる時は大体私と似通ったことを言っていたりやっていたりする時である。


同じものを食べさせて同じ親が育てていてもこんなにも性格が違うんだなぁとまだまだ不思議なことばかりである。

いったい性格は何で決まるのだろう。






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