「優柔不断」を「オープンマインド」にリフレーミングした画期的な理論
柴田(@4bata)です。元ネタまでさかのぼるといろいろわかるよね、という話を二つ書きます。
計画的偶発性理論の元ネタまでさかのぼる
計画された偶発性理論とは、スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授らが提案したキャリア論に関する考え方。 個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。(wikipedia)
このPDFが元ネタと判断した。クランボルツって書いてあるし!
で、今回の発見はこれ。
The words planned happenstance have been intentionally united as an oxymoron.
oxymoronってなんだ?
撞着語法(どうちゃくごほう、英語: oxymoron)とは、修辞技法のひとつ。 「賢明な愚者」「明るい闇」など、通常は互いに矛盾していると考えられる複数の表現を含む表現のことを指す。 形容詞や連体修飾語、句、節などが、修飾される名詞と矛盾することとしては、形容矛盾(けいようむじゅん)とも言う。(wikipedia)
当たり前だけどこれ、「計画的偶発性」って作られた言葉だったことを知ったり、互いに矛盾している言葉をつなげるように意図してつくったという部分が面白い。なるほどー。
あともうひとつ。
REFRAMING INDECISION AS OPEN-MINDEDNESS
優柔不断をオープンマインドにリフレーミング
これもいい言葉だ。計画的偶発性理論は有名だけど、「優柔不断という考えをオープンマインドと捉えることができるようになった」という切り口は持ってなかった。この発想で考えてなかった。
成功の循環モデルの元ネタまでさかのぼる
ダニエルキムさんの「成功の循環モデル」という考え方がある。検索するといろいろ出てくるが、こういう図だ。
こういうとき、図だけ見て「へー」って思うんだけど、原典までさかのぼってみる。実際にはこの裏に隠れている話が一番面白いからだ。で、検索して出てきたのがこれ。画像が面白いので引用してしまおう。
・「チーム学習」→「関係の質」
・「内省(メンタルモデル)」→「思考の質」
のように、「○○の質」の裏側にもう一つ因果が説明されていた。この図のほうが、いろいろと応用できる。しかし、日本語でgoogle検索すると、この部分はほぼ省略されている。以下はgoogleで画像検索した結果。ひとつぐらいは、説明していてもよさそうだが、全部抜けている。
今回は以上です。
誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!