バックオフィスと括られても、言われた側は同じだと思ってない
柴田(@4bata)です。お題をもらって書いてみました。お題は以下から募集中です!
きっかけ:自分のnoteを読んでくれてる人にtwitterでブログのお題を相談した
何度か引用リツイートしてくれてる方にお礼をかねていきなりDMを送った。
返事をもらった。
なるほど!これぞ求めていた答えだ。自分では思いつかない。ありがとうございます。調べたらいろいろバックオフィスの定義は出てきてしまうので、調べないで考えることにする。
バックオフィス、総務部起源説
ある日、会社がうまれた。
何かを仕入れてお客さん価値を提供する。
人が増えていくと、役割分担が行われる。まだ曖昧。ただ、売上に直接関わる人と、間接的にサポートする人に分かれていく。そして「なんでもサポート部隊」が総務部の起源だ。
なんでもサポート部隊の中でも役割分担されてくる。ほんとに何でもやる人もいれば、売上直接つくる人達のサポートメインの人、経理や事務などが得意なのでメインにやる人。
人も増えてきたし、役割分担に名前をつけるか。新しく入ってきた人もわかりやすいし、採用する時もわかりやすいし。
もっと「サポート部隊(=バックオフィス)」の専門特化が進む。特定の部分だけ詳しい人と、専門家がいない業務を全部やる人に分かれていく。バックオフィスに「○○本部」と名前をつけるのか、全部総務部の中にぶちこむかとか、組織を考える人の趣味の問題でいろいろある。売上つくってる側もいろんな役割分担が起きてるけど省略。ここまでくると、なんかイメージする「バックオフィス」に近くなる。
バックオフィスと括られても、言われた側は「同じまとまり」だと思ってない。
専門家として入ってきた人は「バックオフィス」と括られても、同じ部署だと考えてないことも多いだろう。広報と経理だと全然仕事は違うし。「一体感」的なことを求めるのは、「なんでもサポート部隊」のときからいた人など、役割分担がなかった時代を知っている人だけだ。
最初にもらったコメントの中にあるこれ。
役割分担されてない「何でも屋」的な役割と、専門特化した役割の人が混ざっているので、わかりにくくなっているように思う。
バックオフィスが唯一団結できる点「自分たちの成果がわかりにくく、評価されにくい」
売上(もしくは関連するいろんな数字)は、成果としてわかりやすい。バックオフィスも間接的にサポートしているはずなのだが、「間接的」なので理解してもらえなかったりする。ここだけが、バックオフィス側の人達みんなが同意して、一致団結できるところだろう。別にここで団結する意味はないけど。
まとめ
Q:バックオフィスの仕事って、何してるんですか?
A:成果がわかりにくく、評価されにくい仕事をしてます
ってこれだと微妙だけど、個人的にこの答えは好きだ。
おまけ
上の答えを踏まえると、バックオフィスの成果について、見えてきた。
バックオフィスは、「売上に直接関わっている部署が現地調達できないもの」を提供する
現地調達のイメージとは?森の中で戦っているときに、食料も全部自分たちで調達する。軍隊が行軍していくときに、途中の町で食料を調達するのもそうだ。で、すごい戦車とか兵器が出てきたとき、勝つために必要なものを現地調達できなくなってきた。そこで「補給戦」「兵站・ロジスティクス」みたいな考え方が出てきたらしい。現地調達でその場にいる人の能力次第で勝ち負けが決まっていた時代から、条件が変わったということだ。
成果の確認アイデア1:売上に直接関わっている部署から「自分たちでやったほうがよい」と思われていないかどうか
現地調達できないぐらいの「専門性」を持っているかどうかを評価してもらうのだ。
成果の確認アイデア2:売上に直接関わっている部署から「社外に頼んだほうがよい」と思われていないかどうか
もうひとつある。売上に直接関わっている部署の人達が、自分たちでは無理でも「社外でもっといい感じのところあるよな」と思われたら負けというのもある。取引コストがかかっても、会社の内部に取り込まずに、外部から調達した方がよいという判断だ。
お題をいただきまして、ありがとうございました!
誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!