ねえ、秒速5センチなんだって。

『秒速5センチメートル』という映画をご存じですか?

『君の名は』『天気の子』で一躍有名になった新海誠監督のアニメーション作品です。

私はぶっちゃけ『君の名は』より『天気の子』より、この作品が好き。

私がこの作品と出会ったのは高校2年生の頃だったのですが、友達とみてラストでボロボロに泣きました。



昔の作品なので作画は今よりもだいぶ荒いです。でも風景描写は変わらず美しい。部屋の畳ですら愛おしく映り、桜や雪の描写はひたすらに美しいのです。桜と雪は対比として描いてるのだろうなって感じ。

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ちなみに第一話のキュンポイントとしては、キスシーンでお互いの手をお互いの身体には回さないのが中学生のキスって感じでよい……! そしてそこで2人は一緒に過ごすことができないと悟り、別れてしまうのですが「なんで~なんで~」って思ってしまいます。なんでもくそもないよね。お互いまだ中学生だもんね。

新海監督の風景描写は空が1番の魅力だと思うのですが、第二話の冒頭まーーーじできれいなので必見です。あとヨーグルッペをみるとなんだか懐かしい気持ちになるのはこの作品のせい。「時速5キロなんだって。」って言葉を聞いた時の高貴の表情が切ないのです。彼はずっとあの日にとらわれているんだよね。

第三話で久しぶりに登場した明里が左手薬指に指輪をしている切なさ……。いや、切なくないはずなんです。だって明里は幸せを手にしているのだから。でも……でもなのよ……。「1000回もメールをやり取りして心は1センチくらいしか縮まりませんでした」って文句はいつか別れ話で使いたいと思います。

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何回かみているはずなのに、主題歌が流れた瞬間鳥肌が立つし涙が出てくる。ひたすらにすれ違いが描かれていてひたすらに切ない、そんな作品です。


新海誠監督の作品は子供が主人公の作品が多いのですが、それが魅力のひとつなのかなと思います。

子供だから、まっすぐ「好き」と伝えるし、子供だから、大きな力の前に何かを諦めざるをえなかったりするし、無鉄砲に歯向かってみたりもする。子供だから、急に大人びてしまったり、中身は全然成長してないのにカッコつけて、大人ぶってみたりする。そういう一つ一つがとても愛おしく感じるのです。

現実でもこれくらいまっすぐに人を愛せたらいいのになあ。

……もしかしたら私が子供の頃もこれくらいまっすぐ何かを愛せていたのかもしれないですね。



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