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プレイリスト名 ”X”

ルール
・クリスマス!
・同じアーティストは1曲まで

1『Wild Turkey』(yes,mama ok?)「wild turkey」より
2『X'mas With The 3-D Cartoon』(Venus Peter)「Space Driver」より
3『MERRY X'MAS IN SUMMER』(KUWATA BAND)「フロム イエスタデイ」より
4『X'mas NO HI』(Original Love)「Original Love」より
5『NORTHTOWN CHRISTMAS』(L←→R)「LOST RARITIES」より
6『パーティー! パーティー! ゴー! ゴー! ゴー!』(Pizzicato Five)「ピチカート・マニア!」より
7『The Christmas Shuffle』(Human Soul)「Love Bells」より
8『Slide』(Flipper's Guitar)「LOVE TRAIN」(シングル)より
9『Peach X'mas』(岡村靖幸)「禁じられた生きがい」より
ボーナストラック『クリスマス・グリーティング』(毛皮のマリーズ)「MARIES MANIA」より

1.音もお洒落だけど歌詞もお洒落。2分に満たない短い曲だけど耳に残る。ちなみにこの曲のカップリングの『in place of my arms』の歌詞が、アルバム収録バージョンでは歌詞が微妙に違う(季節が違う)ことに最近になって気付いた。
2.洋楽をほぼ聴かないのでマンチェスター・ムーブメントも知らないけど、その文脈で紹介されていたvenus peterのメジャー・デビュー盤。個人的にはこのバンドの一番好きなところはメロディーラインで、それはとても日本的だと思う。
3.言わずと知れた名曲。個人的には「南半球のクリスマス」という理にかなった解釈ではなく、あくまで切ない別れの夏の終わりに何故かクリスマスが訪れたと聴きたい。エボシ岩も出てくるわけだし。
4.田島貴男がピチカートに「拉致」される前に出していたインディーズでのリリース。なんというか、パンク。歌い方も歌詞も。“HI”は「日」じゃなくて「火」。さすがのちにライブで「俺は渋谷系じゃねぇ!」と叫ぶ男である。
5.本来はファースト・アルバム「L」に収録。(その「L」を最新シングルとレアトラックで挟んでリリースしたのがこのアルバム)というわけで初期も初期の曲なのに、完成度は高い。故黒沢健一氏の声の良さが存分に活きている曲。
6.佐々木麻美子(デビュー時のピチカートのボーカル)の声が可愛い。こんなにキュートな「メリークリスマス」は他にない。”イカレポンチ“で構いません。しかしこの後を継ぐ2代目ボーカルが田島貴男って路線変更もほどがないか。
7.祝祭感が溢れる曲で、この中では一番クリスマスらしさを感じる曲。洋楽はあまり聴かないけれど、歌詞が外国語の曲は好き。日本という「場」で生まれた楽曲は、何語で歌われていようが、どこか染み込みやすさがある気がする。
8.小沢健二のやたらハッピーなクリスマスソング(ドアノックとかウキウキ通りとか)よりも、フリッパーズの頃の曲を選びたいなぁと思い。決して王道ではないけれど、曖昧な浮遊感はクリスマスの別の一面を表現してると思う。
9.昭和っぽいというか平成っぽいというか、クリスマス観の「あの頃」具合が半端ない。今こんなにクリスマスに(恋愛を)懸けてる人っていないんじゃないか。友達を勇気づけながらも逃げ道も用意してあげる優しい歌詞がいい。
B.T.ボーナスらしい曲かなと。解散後のベスト盤に収録されてるけれど、初出は知りません(すみません)。けっこう真っ直ぐなクリスマスソング。最後にメンバーが一言ずつ喋るんだけれど、栗本さんの挨拶が可愛い。

サザンオールスターズの『シャ・ラ・ラ』はめちゃくちゃ好きな曲で、入れたかったけど、KUWATA BANDが一曲入ってるので泣く泣くカット。違うバンドなんですけどね。サザンや桑田佳祐ソロは他にもクリスマスの名曲はありますね。
地味に迷ったのがフリッパーズを『slide』にするか『午前3時のオプ』にするか。後者は曲調も歌詞もクリスマスソングではまるでないけど、“クリスマスイブの出来事”という一節があります。
“耳をいつも澄まして/17歳の僕がいた/花束をかきむしる/世界は僕のものなのに!”という歌詞を夜中にヘッドホンを押し当てるようにして聴いていた17歳だった私のアナーキック・ロマンティシズム・オブ・ユースに、メリー・クリスマス。

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