供託

月一とかで開かれる「憐れみの会」そのときにあった不平不満、もしくは不幸自慢を淡々と述べ、他のものがそれに同情、またあるときは叱咤激励するものである。
要は日頃の外面の内に溜まったゴミの掃き溜めである
ある時は菓子や肴を持ち寄り、ある時はLINEのグループで気の済むまでボロボロと愚痴をこぼす。
日中はどこにでもいる一社会人としてお国のために身を粉にし、夜は自分たちのためだけに上司の口臭の過激さや、拗れにこじれた職場の痴情の縺れなどの日中目についた全てのことを糞と罵り、またそんな糞ごときに翻弄された挙句に憐れみの会などという会を発足させた自分らの情けない根性への悔い改めで締まるのが常だ。
この会の会員の良いところは最後にはきちんと自分のせいにして事をまとめるところである、とりあえず全ての考えを吐き出した後、100%他人が悪いとの判決がくだされば我らは全員でその出来事を糞と罵る。だがその判決に一切の同情は無い。少しでも己に非があれば全員から容赦のない責任追及が待っている
これはいわば決して全てを人のせいにせず、自分が最大限努力すれば出来たことをしなかった自分への戒め反省会でもあるのだ
全て全てを他人のせいにしない、人の振り見てわが振り直せをスローガンに掲げ、それをこの会の不可欠の志、入会の切符としている
そして、この会でのことを翌日まで持ち越さない引きずらない。それがこの会の存在意義で、その切り替えがこの会員の質を高めまた、質の良い会員を集める秘訣となっているのであろう


っていうのやれる心の友欲しい。

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