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いつもそのお店のことを考えているわけではない。

毎日毎日忙しいですよね。

1日のその人のサイクルはだいたい決まっています。
今日何をするか、どこに行くのか、何を買うのか、選択の連続です。
お店に行く、行かない。購入する、しない。

そういう視点がお店の中にいると、何故かすっぽりと抜け落ちてしまっているという印象を受けることが多々あります。

お客様が来店するということは、このお店にくるということを選択したから来てくださっている。


ここを忘れてしまうと、お客様が来てくださっていることが当たり前という
感覚になってしまうんです。
1日にやることは沢山あって、お店だって世の中には沢山あるんだけれど、お客様は選んでそのお店に行くわけです。


当然いつもいつもそのお店の事だけを考えいるわけではありません。


お店が暇になるのは、お客様に忘れられてしまうという一面があります。
1日のサイクルに、自分のお店を入れてもらわないといけない。
そのためには、忘れられないように、印象に残してもらうようにしないと
何かの時に思い出してもらうことが難しくなります。

そのために、黒板が大きな役割を果たしてくれることを
私はこれまでの現場から学んできました。
黒板は売りたいもの、お知らせしたいものをタイムリーに発信することができます。

そのポテンシャルの高さを多くの場面で知ることができました。

あまりにアナログすぎて、あまりに簡単すぎて
ハードルも低いので、
「そんな簡単にできるなら苦労しないよ」
といろんな会社の方にも言われました。

そう、大切なのは「変化させる」ことなのです。

「なんか、いつも黒板が変わっているな〜」
「なんか、店頭が変わってるな〜」
この「なんか」という感じが大切です。

今日は店頭のウィンドウを書き換えしてきました。
オープン当初は、

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「中が丸見えになってしまうから」

という理由でウィンドウにスモークを貼っていたんです!
すると、中の様子が全く見えないので、お客様からすると
「不安で入れない」となるんですよ。

そこで、スモークは全部剥がしました😅
その代わりウィンドウにまず季節を感じられる模様を描くことにしました。

これは全てポスカで描いていて、営業中に書き換え完了させないといけませんから、下書きをしている時間もないので一気に描き上げています。

こちらは2ヶ月に1回変えるようにしています。

お客様からも
「お店が明るくなって入りやすくなった」
「なんだか手描きの雰囲気が温かくて気になった」
というお声をいただくようになりました。

長年、ポスカでウィンドウを演出していますが、
簡単にお店のイメージも変えられますし、
なにしろ変化を出すにはもってこいです。

ウィンドウの演出にはカッティングシートが一般的ですが、
なかなか高価ですし、1度貼ってしまうと変えられません。

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お店の雰囲気にあったもの、季節感が出るものを念頭において描いていますが、今回はオーナーが飾っていたリースのお色に合わせてみました。
現場についてから気づいたので、当日伺って色のイメージは決めました。
そのあたりも、臨機応変に対応しています。

そんなことを考えながら描くのは、とても楽しいですし
営業時間に描いているので、お客様にお声をかけられることも
多いです。

「印刷したものは、なかなか目が留まらないけれど、手描きはホッとしますね」と言われます。

このように地道に変化させることによって、お客様に印象に残してもらえるようにするためには、

「変化させる」

ことが大切なのです。

お客様はいつもそのお店の事ばかり考えているわけではないので。

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