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まさかの職業病⁉︎

毎日毎日ポスカを使わない日はない!くらい
黒板やウインドウを書いています。

私の小学校の時のお稽古ごとといえば、
そろばんかお習字かピアノのどれかでした。

算数が苦手で、というよりは数字があまり好きではなく
算盤の選択肢はなかったため、ピアノを習っていました。

ピアノはあまり興味が持てず、練習もサボりがちで、
小さい頃から文字を書くことが好きだったので、ピアノをやめて
「お習字を習わせて欲しい」と母に頼んだ時のことは
今でもはっきりと覚えています。

勉強もあまり好きではありませんでしたが、
字が上手だね!というのはいろんな人に言われていたので、
なんとなく自分でもそう思い込んでいたかもしれませんね。

大人になってから、レタリングの資格を取得したり
カリグラフィーも数年ですが習いにいきました。

そんなこんなで文字を書く仕事、しかも黒板職人。
名刺交換すると「そういうお仕事ってあるんですね!」
と、毎回言われます。

そういう仕事?職種はたぶんないと思います。
自分が勝手にそう名乗っているわけなのでw

先日仕事に向かう時、バスで向かったのですが、
バス停降りた目の前に

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こんな看板がバーンとありまして。
「え!黒板病院ってあるんだ〜!」って驚いたんです!
それくらい衝撃的だったんだけれど、落ち着いてよく見直したら
「黒坂」でした😅

黒板に敏感ですから😆

その日は昨日のnoteにも書きましたけれど、
リニューアル工事中のスーパーマーケットさまのエントランス部分
ウィンドウを一気に(工事期間のため工事の進捗に合わせないといけない)
書き上げなければならず。
私に与えられた日程は当日1日しかなかったため、朝から晩までひたすら
書き続けました。

エントランス自動ドア部分も含む、10面ウィンドウを書かせていただきました。やはりお店の顔となるべく大切な部分です。

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2階にはテナントさんもあり、上の階は営業中でしたので、
書いている途中にお客様が出入りなさったりもしましたが、
その方々に
「え〜!手で書いているの!すごいねすごいね!
とても気分が明るくなるわ」

「優しい雰囲気で、お店に来るのが楽しくなるわね」
と、言って頂きました。

朝から、ずっと立ちっぱなしで時間との戦いだったため
お昼も食べている時間がなかったから、もう夕方には
結構ヘロヘロになっていたんですけど、
そういうお声を頂けて、すごく元気をいただけました。

ずっと同じ姿勢で、頭と右腕をあげたままなので、
意識もボーっとしてくるのですけれど、そんな時に
いただける言葉が本当に嬉しかったです。

言葉ってすごいですよね。
自分も相手の気持ちが明るくなるような言葉を使っていきたい。

そう、現場で仕事してきていつも嬉しいのは、力を頂くのは
お客様からダイレクトに頂く言葉。


腕が痛くなったり、姿勢がいつも同じなので硬くなったり、
なんでも黒板に見えたりw
いろんな職業病があるけれど。

でも、本当に良い仕事だな、
ありがたいな、と毎日感じています。
感謝しかないです。


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