見出し画像

時間内に書き上げることが何より優先。

飲食店さんは特にランチ後からディナーまでの時間内に
黒板を書き上げる事が必須なんです。

昔、○タバで黒板を書く時、店長に
「決まった時間内に描き終わるようにして下さいね」と指示されていた。

お店には芸大に通っているスタッフもいて、
とても上手く黒板を描ける人もいたのですが、
細部にかなり拘ったりしていて(当然だと思う)
完璧なものを描きあげようとするので
決められた時間内に終わらせることができず、
「決められた時間内に仕事を終わらせるのがプロとしての仕事」
とやっぱり店長から言われていた。

私はその時の店長の言葉をいつもかみしめている。

時間給の感覚、全てがお金で換算できないこともあるけれど
仕事においては欠かせない視点だ。

時間は何より有限で大切だ。
相手の時間も自分の時間も重要。

現場で黒板を書く時、営業時間内に書きにいくことが
ほとんどなので時間を守ることは最優先事項

毎回消すこと
コミュニケーション力
売り上げをあげること
客数を増やすこと
時間内に書き終えること
お店の想いを伝えること


黒板職人に求められるスキルだ😆

イラストを上手に描く技術
文字をわかりやすく書く技術

もちろんこの二つも大切なのですが
綺麗なデザインを作るスキルと稼げるデザインスキルって
別なんじゃないかと。


私の場合は後者なのです😆

どんなに大型の黒板でも、
現場で5枚くらい時間内に書くように
頼まれても、とにかく書いて書いて書いてきた。
必ず時間内に終わらせてきた。

始めは絵も全く描けず、レイアウトもうまく
まとめることができなかった。

そんな拙い黒板でも、オーナーさんからは
「黒板をみてお客様が来店してくれたんですよ!」
と言ってもらえるようになり、

「絵の技術だけが大切なんだ」
というところから
「お客様に何を伝えたいかをとにかく時間内に書く」
ことの方が大切なんだと学んできた。

そうして、毎月毎月何十枚と黒板を書いてきた。
黒板だけではなく店頭のウィンドウも描くので
相棒のポスカのストックは半端ない。

ポスカの販売元である三菱鉛筆さんにもその消費量に驚かれた!

書くことを楽しんでいる自分。
自分の手で生み出したものが誰かの喜びに繋がる
ことが何よりの喜びだ。

そして、今自分にできることは
一枚でも多くの黒板を書くことです。
A型看板(店頭に置いてある黒板)は今のところ
東京23区内中21区に書かせていただいたものが
設置されてます!!
あとは練馬区、中野区〜笑



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?