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【日記】ダンガンロンパをプレイしました

※めちゃくちゃネタバレをしています※

「ダンガンロンパ」「スーパーダンガンロンパ」をプレイしました。
今!?
今です。
発売から10周年(去年)ということでアプリ配信されたようなので。

このゲームをプレイできるハードを今は所持していなくて、どうしよっかなって思ってた。スマホでプレイできたのは本当に助かりました。なんとなくタイミングが良かったな。
それにしても10年も前のゲームとは思えないくらい、今も根強いファンが多いですね。

ダンガンロンパというゲームは、もちろん存じておりました。ものすごく有名だったし、周りはみんなプレイしていた。
ただわたしは「高校生同士が理不尽な環境の中疑心暗鬼で殺し合いをする」というシチュエーションがめちゃくちゃ怖かった。字面だけで辛くてたまらん。プレイするの無理だわと思っていた。
「バトルロワイヤル」も当時はみんな見ていたしパロするのが文化みたいに二次創作界隈で流行っていて全体的に血なまぐさかったけど、バトロワは今も未履修です。ゲームはまだいい!実写は無理だ!そこまで精神が成長していない、ていうかもう大人になったから逆に無理だ。なんで子供が死ぬところを見ないといけないのか。

ともあれ、子供同士が殺害し合うゲームをなんで今になってプレイしようと思ったかというと、好きな実況者が1章の配信をしたからです。ネタバレ厳禁と言われて久しい有名タイトルの配信、見たかったらプレイせねばならなかった。
わたしは気になるゲームタイトルの実況は、プレイしてから見るタイプなのだ。
動機はわりと不純ですが、元々ミステリー要素のあるゲームは好きで、子供同士の殺(ryというところを除けば、殺人が起きて手掛かりを集め犯人を特定するという探偵行為自体は楽しそうだなあやりたいなあと思っていました。
で、バトロワ要素に怯えつつもプレイしたらこれが最高に面白くてね。天才のシナリオだった。名作と呼ばれるだけありますね!
続きが気になりすぎて連続プレイするうちにバッテリーが切れてiPhoneの電源を落とすことを5回繰り返しました。
このゲーム、めちゃくちゃ電池食う。

せっかく名作ゲームを楽しんだので、とりとめなく感想をしようかなと思います。前置きが長いのよ。
ツイッターで配慮もクソもなくネタバレ実況していたんですが、フォロワーはだいたい履修済みだったので新鮮な悲鳴を喜んでもらえて良かったです。まじで「悲鳴」と言うに相応しい実況しかできなかった。
合わせてわざわざこんなところで感想をするけれども、これも特にまとめず言いたいことを言うだけのテキストです。触れてないキャラもいるけど許して。

無印の話

ていうかまず言いたいんだけどダンガンロンパ、世界設定がやばすぎないですか?
外の世界を知ることができない学園内でなかば強制的に殺人が起きる、という不気味すぎる展開の裏で、まさか「世界」がなくなりかけてるとは微塵も思ってませんでした。そんなことある!?話ってこの学園内だけのことじゃないの!?規模がでけえよ!「超高校級」が世界を滅亡させるほどの支配的な力を持ってるって、どんな世界!?相手は高校生やで!とんでもね~!

外の世界が結局どうなっているのか明かされなかった無印を経て、スーダン終盤で日向が置かれている環境について苗木自身から明かされたとき、「まじで世界滅亡しかけてたんだ……」てやっと思いました。それまで本当に半信半疑だった。
この「世界設定」に慣れるというか、納得するのが結構大変だった。なにせ学園内で絶望しつつ殺し合いをしていた高校生たちは、ちょっと個性的なだけの普通の高校生に見えていたからである。彼らにそんな「力」があるとは到底思えない。普通に、本当に普通に、「大人は何をやっとんねん」と思っていた。大人は江ノ島に支配され済でした。まじかよ。SFじゃん…

実際、集められた超高校級の15人は江ノ島のような超ド級の支配力は持っていなかったし、江ノ島が特殊能力持ちSSSランク級のサイコパスだったので世界は終わりましたというだけの話で、「超高校級」にもおそらくピラミッド状に能力の強弱があるんでしょうね。苗木が「希望」として完全に覚醒するまで、その頂点は江ノ島だったのだ。

そう、苗木ですよ。苗木。

無印とスーダンを通して一気にプレイした全体の感想としては、苗木の「幸運」と「希望」の超高校級レベルがヤバイという点でした。
全世界を滅亡させるほどの影響を与える(世界を裏から牛耳る十神財閥をも凌ぐ)江ノ島よりも、さらに強い「幸運」と「希望」を持ってるってことでしょ。冷静に考えてやばくないですか?超高校級とかいう枠に収まらんでしょ。世界征服できるってことじゃん。「唯一の取り柄は…人よりちょっと前向きな事くらい…かな」じゃないよ。希望で世界、征服しちゃうのかよ。

苗木の心の強さは、裁判で遺憾なく発揮されてましたが、日常・捜査パートでは弱気だったり否定的だったりまたそれを打ち消したり仲間を信じたり疑ったりとかなり情緒が忙しいイメージでした。その辺、すごいプレイヤーの不安を煽るんだよな。序盤はかなりハラハラしていた。こいつ狂わねーかなと思って。
終盤に行くにつれて葛藤しつつも確固たる意志を持って、推理にも仲間を信じることにも迷いがなくなっていきますね。素直にかっこいいし絶望に対して折れない強さがまさに「希望」だった。
一番お気に入りなのは苗木のおしおきシーンです。背後に迫る「死」に顔色は最悪でも、目に一切の絶望がなかった。あの表情が最高なんだ。かっこよすぎる。なんて男前なんだ苗木。
あと個人的におしおきもこれが一番好きです。心臓と肺が引き絞られる感じがストレスフルですごいドキドキする。

スーダンは日向という名前とは裏腹にめちゃくちゃ闇の深い少年が主人公でしたが、彼とは一線を画すセオリー通りの「主人公」感がありました。
つまりチート。
なんだろうなあ、ほんとめちゃくちゃ強すぎるんだよな…苗木…
でも苗木ひとりが強くてもだめなんだよな。だからいっぱい犠牲が出ちゃった。五条悟もそう言ってた。俺だけ強くても駄目らしいよ。

ところで無印の推しは十神クンなのですが、この人、序盤では御曹司然とした身勝手で高圧的な振る舞いでプレイヤーのヘイトを集めつつ、中盤でドM文学少女かつドS殺人鬼に惚れられて逃げ回るというヘタレ化、終盤では苗木の推理力や他人の「感情(愛)」に圧倒されどんどん優しいツンデレになっちゃうという態度の軟化が愛おしい少年でした。
エピローグ見ちゃうと序盤のヘイト集める振る舞いもなんだったんだよって気持ちになるわ。実力を認めた相手には優しいのね…。
スーダンでの活躍はあんまりなくて(あんまりなくてというかミスリード要員というか)残念だったけど、3のアニメで良いところ持って行ってましたね。本当に物語を彩るいいキャラだった。「どういうことだ説明しろ苗木ィ!」ってセリフ好き。十神クン頭いいんだからわかるでしょ!
腐川の妄想の餌食になるたびに離れててもゾッとしてるのがかわいいね。

女子キャラは、序盤の印象では舞園ちゃんが好きだったので、まさか即退場とは思ってなくてショックでした。めちゃめちゃヒロインだったのにい!?ていうか!普通に裏切られてたこともかなりショックだった。正直このショックは全クリしても引きずった。
でも最後の最後まで苗木を裏切ることを迷ってたはず、って霧切さんにフォローされて泣きました。彼女は本当に優しいアイドルだったし、苗木のことが好きだったし、その迷いがあったからこそ返り討ちで死亡という結果を生んでしまった。悲しいなあ。
自由行動は回数が限られているため、1章退場のキャラとは全然満足に会話ができないのですが、前クリ後のおまけモードで1章退場組である桑田の話全部聞いたら、「モテるために始めたから全然興味ないって思ってたけど、やっぱり野球が好きだからここから出たら監督とメンバーに頭下げて野球続けさせてもらう」って言ってて、あまりに無念でまた泣いた。こんなのってひどいよ……。
正直、1章でおしおき退場するキャラは本人が全然納得しないままむごたらしく死んでしまうので、本当にかわいそうだし無念です。2章以降は、仲間や自分の死と、何かしら向き合って退場していくんだけどもね……。

あとは忘れてはならない霧切さんです。わたしは中盤くらいでやっと「このゲーム、Wヒロインだったのか…!」って気づいたのですが、霧切さんってまじで基本的に苗木にしか心を開いていないわね…(かわいい)
真摯な苗木を信じてみたら、秘密を打ち明けてもらえなくて激おこ、誤解がとけてさらに苗木を信じる展開になる、っていう流れ、すごいヒロインヒロインしている。ここらへん、いつも冷静な霧切さんがわりと感情的で、そのせいでいつも通りの推理ができなくなっていたりして、人間くさくて良かった。霧切さんも苗木のことが好きなんだネ…^^^^^ってわかるのが良い。でもフラグがすごくわかりにくい。
舞園ちゃんは「苗木に守られるヒロイン」だったけど、霧切さんは「苗木を守るヒロイン」だった。終盤につれて2人の絆がめちゃくちゃ強固になっていくので、エモが限界突破でした。バディ感!
あと3アニメでの「何があっても、絶対に希望を諦めないで。私はいつも、あなたの傍にいるわ」ってセリフがめちゃくちゃ響いた。結婚してくれ…(苗木と)

無印のキャラたちは全員なにかしらで自分たちの超高校級の能力を活かす部分があったと思うんだけど、朝日奈ちゃんだけはスイマーの能力活かすとこなかったな…という印象です。でも彼女はものすごく愛の深いキャラクターだったので生き残ってよかった。と思いつつ、さくらちゃんと平和に生きてほしかった願望もある…さくらちゃん、まじで朝日奈のこと大好きだったもんな。4章は痛々しかったし、モノクマがゲスだった(いつも)

あと印象深かったのは葉隠です。この人まじで最初から最後までどうしようもねえキャラだったけど、クリアして気付いた。ミスリード要員だったんだな…wwwwwわたしは最初から最後までなんも疑わずに彼と接していました。まじでアホだなと思いながら接していた。「どういうことだべ?噛み砕いてジェル状にして説明してくれ!」ってセリフ、良すぎる。なんでこいつ生き残ったんだろう。ミスリード要員だからですね。
あと葉隠と苗木の子どもの母親が同じっていう占いがバッドエンドとして回収される流れ、ヤバすぎて笑った。制作陣何考えてんの?3割当たる!じゃねえよ。最悪だよまじで。

スーダンの話

無印のラストでスッキリしつつもモヤモヤしながら終わるという矛盾を抱えていたら、「スーダンで全部回収されるからね(圧)」と周りから言われまくってあんまり日をあけずにプレイしました。

いやその~~~~~~なんかさあ、無印はさあ、キャラクターがみんなそれぞれ個性的でさあ、その個性的な部分はこう、誰かが特別にすごく突出してるわけじゃなかったじゃん。み~んな同じくらい良いキャラだったよね。

スーダンはそうじゃないじゃん。

狛枝じゃん。

正直コイツにプレイヤー全員全部持ってかれてるでしょうが?なんだこのキャラは。こんなんダメでしょ出したら。全部食われるやんけ。こんな…しかも苗木のCVとアナグラムをもってくるんじゃないわよ!いや苗木のCVとアナグラムであることはなんの関係もなかったんだけどそういうことをしてくるのがいやらしい。かき回すなプレイヤーを!そういうとこだぞ!踊らされすぎてまじで混乱した。やめてほしい。やめろ!

スーダンはまじで狛枝にず~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っと振り回されていました。

ダンロン02-1

ダンロン02-2

ツイートでリアルタイム悲鳴していたときのログです。振り回され具合がよくわかりますね。

「狛枝って死ぬの!?」がまじでひっくり返った部分です。死ぬと思わなかった。
というのも、無印をプレイしたあとなので、学級裁判でマスト的な立ち位置にいるキャラは生き残るのものというメタ的な法則を勝手に信じていたからです。だって1章~5章まで、無印のキャラの役割を担った子が無印の展開をなぞってきてたんだもん。これにやられた。完全に信じ込まされた。まじでこういうとこ上手いよなこのゲーム。
さすがに倉庫の前まで行った時点で、「あ、これ死んでるわ…」とはなったけど。(日向めっちゃフラグ立てるし)
でもここまでめちゃくちゃやっといて死ぬなよ!??!?!?!?って気持ちもあった。なんなんだこいつは。まじでなんなんだ……未だに同じ気持ちを繰り返している……。

狛枝の「希望」に対する執着と妄信は、この世界における誰よりも抜きんでていて、だからこそ倫理観に欠ける言動が多かったわけだけど、でも結果的に彼の意思に関係なく、彼の「幸運」が理想的な結末を招いたのだなという印象です。
理想的っていうのも語弊があるな。「圧倒的な希望が絶望に勝る」という狛枝の望む結末、と言うべきか。
圧倒的な希望を生むには圧倒的な絶望が必要、だから人が死ぬ(死ぬべき)、という構図、やっぱ合ってたんだよなあ。合ってたって言うか……ドラマ的にはお約束というか……こういう構図はあらゆる作品で散見されるし、正直セオリーですが、ここをダイレクトに暴いて「キャラに言わせる」のまじで人の心がないんかと思う。地獄だぁ……。

というかこんなもん、狛枝が主人公やんけと思いました。
でもこの物語は、強い絶望を乗り越えて「絶対的な希望」として覚醒する人物が「主人公」なので、胸の内に「希望」を持ってはいたものの、「強い希望として弱い希望を導き生かす」という思想がない彼は、この物語では主人公ではなかったのだった。
それにしてはドラマティックがすぎるけどなこいつ。

狛枝がキャラとして強すぎて、5章が作品内で一番面白かった印象ですね。散々狛枝に振り回された挙句なんも推理できん状態で裁判はじめたんですけど、ず~~っと「は?」「え?」「なに?」「狛枝怖い」って言ってました。
まじで狛枝の考えてること、一ミリもわかってなかった。今もわからんけど。日向が「相手はあの狛枝だぞ?」って言うし、七海が「狛枝くんは自分の幸運を誰よりも信じている」って言うから、プレイヤーもやっと「狛枝…ま、まさかおまえ……」ってなるけど、1回の裁判でこんな二転三転ゴロゴロ転がされるとは思わんかった。情緒がしっちゃかめっちゃかになったわ。狛枝の仕組んだ悪意のストーリー、複雑すぎる。

狛枝の死のトリックは、狛枝自身が「みんなを信じる」からこそ実現したもので、それは狛枝が望む通りに、みんなが望まない方向に進行して、そして彼の「幸運」が彼の死後に裏切り者をクロせしめた。めっちゃ皮肉。なんだこれ。こんな狂った信頼関係、よく思いつくな!?この作品の軸である「信じること」っていうポジティブな感情を逆手に取って善良なキャラを無意識に悪意に加担させるなんてシナリオライターは人の心がない。七海が遠回しに、無自覚なクロとなった(=裏切り者である)ことを日向に告白するシーン、まじ心臓つぶれるかと思った。こんな悲しいことがあるかよ。
でも結果的には、クロ以外全滅させるという狛枝の「思い通り」にはならなくて、狛枝の「幸運」の思い通りになりましたね。というところがまた皮肉です。
狛枝は絶対的な希望を誕生させるためだったら喜んで死んだだろうから、彼的には結果オーライなんだよなあ。ほんとなんだこいつ。失敗してんのに成功してんじゃないわよ。
それはそうと七海のおしおきシーンはすごい気合いが入っていて見応えがあったな……。

ヒロインとしての七海は、まじで女神でしたねという感想に尽きる。
スーダンでの彼女は未来機関の作った電脳世界の住人だったけれど、仲間を守るために立ち回り、最後は未来機関の制約を振り切って日向に向き合ってくれたし、6章で日向を覚醒させたのもやっぱり彼女だった。素晴らしい理想的なヒロインでした。
七海が言っていた、「才能を持つ人間は、才能に縛られた生き方しかできない」というセリフが印象に残ってます。だからこそ、才能を持っていなかった日向は誰よりも自由だった。どんな選択だってできた。選択肢を創ることだってできた。未来を創ることだってできた。だからこそ、江ノ島盾子を打倒できた!

熱すぎる…………。

日向は無印の苗木と違い、最初から「希望」ではないので、主人公としては立ち回りがちょっと地味というか、印象が薄いというか、そういうイメージでした。けっこうデリカシーない発言したり自分勝手に振舞ったり、かと思えば他人や環境に流されがちだったりして、普通の高校生だなあ…という感じ。絶望に立ち向かう「主人公」としては物足りない。(苗木見てきたからね)
だからこそ6章で「未来を選べない」ってなったとき、それが江ノ島の望む結果だったとしても、「それでもええんやで」となってしまった。己か世界か選べって言われて、ただの高校生がそんな選択できます?苗木とは違うんやで!日向は!ジャバウォックにいる記憶のない日向はまじでただの高校生なんや~~~!!

まあ、だからこそ最高の演出で覚醒したとき、ウワーーーーーーーーッてなったんだけどね。いや6章がまじで日向だけの見せ場だった。独壇場というやつだ。今まで目立った活躍がない分、本当に光り輝いていた……。かっこいい。

あと、苗木に比べたら地味だって言ったけど日向はもともと人の心を開かせる要素を持っていたようですね。キャラと会話するとよくわかる。日向は才能がないことに絶望してやばい闇落ちの仕方したけど、そういう「なんでも話してもらえる人格」とかめっちゃ「才能」やん!?と思います。主人公の才能だそれは。

1~4章で印象的だったのは九頭龍とペコの関係性と、田中の「生と死」の価値観についてです。
九頭龍とペコの主従関係は、裁判中に徐々に匂わせがあったあたりから「ど、どういう関係なんだ????」って思ってたんですが、まさか坊ちゃんとヒットマンだとは……正直九頭龍のビジュアルも中身も、極道としてはあまりにも丸すぎるので、「専属ヒットマンがいる」ということになかなか納得できなかったというか、予想だにしなかった感じです。
てか九頭龍、極道なのにまじモラル高すぎでは!?あまりにも心優しすぎる坊ちゃん。だからこそヒットマン付けられてんのかしら……
ともあれ、九頭龍のペコに対する愛と、ペコが向ける九頭龍への愛は、同じ種類であるはずなのに決定的にすれ違っているというめちゃくちゃに切ないものでした。ロミジュリ。お互いに庇い庇われ、ペコの処刑が決定したあとで涙ながらに気持ちを吐露し、理解りあうふたり。

遅い。

おせ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~よなんで死の直前に理解りあうのぉ!??!?!?!??!?うわ~~~!!!!せっかくわだかまりがなくなったのに死んじゃうなんてあんまりだよ~~~~~~~~~~~~~~~物心ついたころから一緒なのに!!尊い絆で繋がっていたんですよ!?15年以上すれ違ってやっと心から結ばれた直後に死ぬな!!!!
悲しみがフラッシュバックして涙ぐんでしまう。ドラマとしては究極に美しいけどまじで悲しすぎる。こんなのってないよ……ダンロンやってると「こんなのってないよ」ばかり言っている。この世は地獄。

あと4章の田中です。田中は4章の裁判後がほんとに最高にかっこいいので、それまでの活躍がほぼない。キャラとしても特徴的なわりに地味で、正直セリフも何言ってんのか全く頭に入ってこなかった。すべては4章の見せ場のためだったんだな…ということが今ならわかる。
田中の4章での犯行は、「全員の死」と「自分(+弐大)の死」を天秤にかけて、己の命を犠牲に仲間の命を救うという、自己犠牲精神あふれるものでした。しかもそれを誰にも悟られないようにしていた。こいつはまじでヒーローだ。
「仲間を殺すくらいなら死んだほうがまし」という、日向の精神も間違ってはいないと思う。人間としては正しい。ただ、生き物としては、生存を諦めた時点で間違っているのである。田中はそういう価値観で生き物に接してきたし、自分も生きてきた。「全員死ぬくらいなら誰かが生き残る生存戦略をする」という価値観。高潔すぎる。田中は誰かを生かすということに生物としての希望を見ている。だから自分を差し出せる。「生きることを諦めるな」と言える。
たぶん裁判で、どれだけ抵抗しても論破されクロとなることをわかっていたんだと思う。「仲間を信じている」から。だからこそ犯行が実行できたんだなあ。弐大のおっさんも同じ想いだった。かっこよすぎんか?ほんとに高校生か??達観がすぎるぜ。

田中の処刑、ソニアさんが女王の顔をかなぐり捨てて救済を懇願していたのが泣けた。ソニアさん、まじ田中の中身を正しく理解して好きになっていたんだな……。愛だな。

あと個人的に左右田が最初から最後まで普通~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~の高校生で好感が持てました。まじ左右田が日向の友達になってくれてよかった。ソウルフレンド。最高。

ゲーム性について

謎解きとゲーム性については、無印が易しくて(苗木がめちゃくちゃヒント出してくれる)、スーダンはわりと難しいって感じでした。殺人トリックはスーダンのほうが断然難しかった…特に狛枝!!!!お前だ。
そして謎解きよりも裁判中に挟み込まれるミニゲームが鬼難易度だった。パニックトークアクションが本当に無理。どうやってもコツがわからなかった。脳筋プレイでごり押ししました。正直謎解きに集中したかったからこの大量のミニゲームいる!?!?っていう思いはある。プレイヤーが飽きない作りにはなっているとは感じますが。

個人的にクライマックス推理の仕様がすごく面白くて好き。作中とも作画が違って、漫画っぽく表現されてるのがテンション上がります。キャラの細かい表情がいろんな角度で描かれていたのが本当に良かった。あれだけまとめた印刷物が欲しい……

スマホでプレイしていたので、無印の学園内を移動するFPS操作がちょっとダルかったな…という感じ。行ける場所が増えればスキップはできるんだけど、友人はこのパートで酔ったのでプレイやめたって言ってて笑った。確かに酔いやすい。
あとロード入った瞬間にゲームがフリーズしたり、FPS移動のとき右の方向転換の操作がバグって機能しなくなったりということもありました。これはわたしのスマホが悪いのかもだけど。再起動すれば直るんだけど、オートセーブされてなかったりしたらやり直しなのでちょっと萎えた。クリア後のオマケモードはオートセーブないしね……。

全然関係ないけどダンガンロンパって下ネタ多いじゃないですか。
スーダンで最後まで仲良くなったらパンツもらえるのってその延長線上なの?唐突にパンツもらえるけどそれについてなんの言及もないからまじで最後まで謎だったんだよ。なんでパンツ?なんでなの??日向は好感度マックスの友人から急にパンツ渡されてどういう気持ちだったの???

その他

3のアニメも履修済でして、アニメはアニメで面白かったです。大人が出てきちゃったからなんかちょっと印象変わったなという感じではあったけど。無印とスーダンのキャラへの思いが強すぎて、3で出てくる新キャラたちには正直ほとんど感情移入できなかった。わりとヘイト高めな子が多かったしなあ。それはそれとして77期生が仲良く学園生活しているシーンがいっぱい見れて最高でした。
苗木がすげ~イケメンだった。顔が良い!
あと77期生が満を持して全員で助けに来てくれたのめちゃ熱かったな~!という思いと、それはそれとして77期生七海以外全員生きてるのに死亡済の78期生に救いはなかったので(わかってたけど)悲しい…という思いがあった。77期生…ズルない…?いやそのために苗木は頑張ったんだからいいんだけど…理想的なハピエンですけども…
七海の拷問がまじでつらかったですとだけ言っておきます。本当に絶望した、あの展開は。血も涙もない。

ーーー

V3は11月にswitch版が出たら購入予定です。
V3の評価は賛否両論という感じですね。ワイのTLにはダンガンロンパを好きなあまりV3のことを本気で憎んでいるフォロワーもいるので、一体どんな話なんだ…となっています。それはそれで楽しみなんだよな。

最後にツイッターに載せたけどここに載せるタイミングがわからなかった狛枝と日向の「ワ゛!!!!」ってなったシーン置いておきます。

ダンロン03

このシーン好きなんだよな。狛枝が「嘘つき病」とかいう可愛すぎる病気になって日向に「顔も見たくない」とか正直に嘘言っちゃうの推せる。

終わります。長々とありがとうございました。すっきりした~

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