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【コンピューターから人工知能へ】

今年は少しだけ人工知能の仕事をする事になりそうです。

人工知能との出会いは97年頃、日本における人工知能の権威ソニーコンピュータサイエンス研究所の北野氏にインタビューした時からでした。その時、「人工知能には心が持てない」という話をしました。
それから27年経過して、まさか自分がAIの仕事をするとは思っていませんでした。

人工知能(生成AI)はこれからの時代に大きな変革をもたらすに違いない。多くの人はその事にまだあまり気がついていない様です。コンピューターやスマートフォンの出現で私たちの生活がどれだけ変化したか、、、
まずは、基本に帰る事にしてみました。

コンピュータの生みの親アラン・チューリングをモデルにした「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」という映画を観ることにしました。

第二次対戦中ドイツ軍の暗号「エニグマ」の解読に取り組むアラン・チューリングを描いた映画です。
どこまで事実かはさておき映画としても映画としても秀逸なので気になる方は是非観てみてください。

チューリングがすごいのは「回答」を求めたのではなくて、「命題」が証明可能か?から始まります。
チューリングの証明可能性とは、ある命題(主張)が正しいかどうかを機械的に証明できることを指します。
つまり、ある主張が本当に正しいことを示すことができる方法があるかどうかを考えるわけです。
そこに、本質的な「問い」=真理の探究があったからこそコンピューターが生まれたのだと思います。

<チューリングまとめ>
・普通の教育の枠に当てはまらない内気な変人
・天才は理解されない、故に孤独である。
・1人だけでは決して実現出来ない
・故に理解者と仲間が必要
・マシンは思考するか・・人工知能の父
・技術は常に戦争が加速させる
・同性愛者として逮捕され、ホルモン注射。
・もう一つの目に見えない戦争
・テクノロジーは大量の人を殺し、大量の人を救う。
・文明の進歩には大きな犠牲を伴う。

証明可能性、人間はあらかじめ存在する「正解」を機械によって証明してきた、、創造しているようでいて、実は自然や社会をデコーディングしているだけなのではないか。AIの行き着くところは人間や自然そのものを知ることなのではないか、、


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