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Creative management

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「正解の見えない時代」「AIが多くの仕事を担う時代」ライフスタイルやビジネスにアート×デザイン思考を取り入れることが注目を浴びています。ロジカル思考>デザイン思考>アート思考を横…
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2020年5月の記事一覧

【アートファシリテーションと臨床美術】

正解の見えない時代をアート思考でどう乗り切るか?をテーマにしたセミナー&トークセッション。毎回様々な角度毎回様々な角度から多彩なゲスト講師をお招きして開催しています。アート思考とは何か。その様々な入り口を、様々なジャンルのプロフェッショナルと一緒に探求していけたらと思っています。 今、アート思考という概念はビジネスシーンのフレームワークから、個人のマインドシフト(自己啓発)まで、多様な視点から注目されています。閉ざされてしまった、それぞれ人に内在するアートマインドを引き出す臨

【アーティストも起業家も未来に生きている】

あなたは未来からの情報に向かって生きているのか、過去の情報に生かされているのか? 自然科学における時間の因果関係は過去に原因があると考えられてきました。教育も過去から学ぶことが基本となっています。川の流れを時間だとして、川の真ん中にあなたが立っているのを想像して下さい。 その時、あなたは上流を見ていますか?下流を見ていますか? 一般的には下流を見ていることが多いそうです。つまり、流れていった過去と向き合っている人の方が多いみたいです。 それはどういうことか?多くの人は

【アートの原体験】

day7『谷内六郎画集』谷内六郎 最終回はアート思考ではなく、自分にとってアートの原体験のような画集をご紹介します。「週刊新潮」の表紙で有名な谷内六郎さんが喘息とノイローゼでモルヒネからコカインまで大量の投薬中に描いた子供の視点で描かれた暗く物悲しい絵画集です。 『薬害のせいもあってか、人がこわい、電車がこわい、建物がこわいと言った生まれつきの内気が度を深めて、部屋の中にテントを張ってその中に入っていました。テントの中はオレンジ色で、小さい時に押入れに入って灯した幻灯の色で