利回りってなに?|貯蓄のキホンをFPが解説
今回は利回りについて、現役FPが計算例をもちいてわかりやすく解説していきます。この記事を読めば貯蓄や投資に役立つ「利回り」がバッチリ理解できます。
利回りとは1年あたりの収益率
利回りとは、運用資産が1年あたりいくら増えたかを表す率です。
例)
投資信託を100万円買って1年後に103万円になった場合
運用益3万円/元本100万円=利回り3%
1年あたり3%増えたということです。
つぎに、いろいろな条件がついた場合の計算例をみていきましょう。
利回りの計算 さまざまな条件が加わる場合
運用期間がぴったり1年ではなく、半端な期間の場合、あるいは2つ以上の資産を持っている場合の全体の利回りについてみていきましょう。
1か月で得られた収益から利回りを計算する
例)
株を10万円で買った
1か月後の株価が10万1000円だった
値上がり益1000円/元本10万円×12=12%
1か月で得られた運用益から利回りを算出するときは1年あたりになおします。
2つ以上の資産で全体の利回りを計算する
例)
投資信託を100万円、株式を50万円、同じ日に買った
1年後、投資信託が105万円(5万円増)、株式評価額が60万円(10万円増)になった
(5万+10万)/(100万+50万)=全体利回り10%
実際に投資をおこなう場合は、複数の資産を持つケースがほとんどですので、これらの計算式を覚えておくと役に立ちます。
つぎに、投資対象になるさまざまな資産を紹介します。
利回り計算が役に立つ預金や投資資産
利回り計算が役に立つ、預金や投資資産には以下のものがあります。
銀行預金
普通預金、定期預金の利息利回り
株式投資
値上がり益の利回り、配当利回り、優待利回り
投資信託
運用利回り
ETF(上場投資信託)
値上がり益の利回り、分配金利回り
債券
国債、地方債、社債など、利息の利回り
利回りの計算は、さまざまな投資や資産運用に役立てられます。
まとめ:利回りとは元本に対する1年あたりの収益率
今回は利回りについて計算例をもちいて解説しました。利回りとは1年あたりいくら増えたかをあらわす率なのですね。
投資や資産運用では、利回りの知識が大いに役に立ちます。
これから投資を始めてみたいという方に、おすすめの投資法として投資信託がありますので、ぜひこちらの解説記事も読んでみてください。
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