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性別変更に手術が必要か?

◆弁護士 飛田 博

2022年12月8日 日経新聞46頁

「性別変更に手術の必要性」「最高裁憲法判断へ」「性同一性障害」

性別変更には手術が必要とする性同一性障害特例法の規定について憲法に違反するか判断する。最高裁は2019年、この規定を「合憲」としたが、判例が変更される可能性がある。

(飛田コメント)
 性同一性障害特例法から手術要件を外すということは、男性であるか女性であるかを、身体的特徴で分けるのではなく、その人が自分のことを男性と思っているのか女性と思っているのかという性自認の問題として捉えるという考えに基づくものでしょう。最高裁はこの種の分野では非常に保守的と思っていたので、この件で違憲判決が出るとすれば、画期的なことだと思います。
 頭では理解しているのですが、日常生活の中で、それが当たり前と感じるレベルまで落とし込めるかどうか。
 最高裁の判断に注目したいと思います。

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