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趣味との付き合い方:ちょちょっと出来るくらいなら、趣味は苦労しない

そういえば、昔からよくある話で

「プロとは言わないまでも、ちょちょっと出来るぐらいになれればいい」

って趣味を始める人がいるけども。

困ったことに、その「ちょちょっと」は「感覚レベルでほぼ全内容を網羅していること」だったりする。

なぜって、それは
・特に思考のリソースを使わなくてもいい状態
・量と質で全工程を把握し、全労力を感覚で概算出来る
・作業そのものの身体操作は特に思考しなくても出来る練度

だからです。

だって考えなくても出来る域に達するって話なので。

要するに結構な確率で「プロかそれ以上の達人」もしくは「その一歩手前」のことを想定していてですね。

いろいろとあぶない。

で、その当人は「達人か妙手になること」を「初心者+α」くらいに認識してることが多くてですね_(:3」∠)_

まあ指摘すると怒る場合も少なくない。
だって、3ヶ月続ければそれくらいになれると思ってるので。

そうなのだ。
あまりに全体像が把握できなすぎると、人ってまず「物事を舐めたり低く見る傾向」があってですね。

それがまた、物事の思考方法が「自分の尺度と感覚以外に存在しない」って人ほど、その傾向が高い。

自分の考えや感覚が世の中の全てであり、自分の主観を中心に世界が回っているときに起きやすいという。

つまり、自分が思ってることのほうが、インストラクターや事実よりも高い、というそういうスタンスの考え方。

なので、やりはじめて壁にぶつかった際、やはり同じ理由で、今度は「趣味は無駄/指導者が悪い/魔法のような簡単なコツが有るはず」など言いだすことあって、いろいろとあぶなくてあぶない。

なにせ、自分が思っていることが全てなので、うまく行かないときは他の物事が悪いになる。

で。

ぶっちゃけ趣味に対する答えは一つしかなくて。

「諦めず、趣味と付き合う限りにおいて道は続いている」

ってことだし、本人に任せるしかないんですよな。
(流石に責任転嫁の誹謗中傷は困るけども)

いや諦めてもぜんぜんかまわないんですが、とにかく趣味とは付き合いです。
それも能動的に自分が一方的にやりたいかどうかを決めるモノです。

自分が嫌じゃない限りは、特に上達しなくてもいいし、うまくなくていいし、かっこ悪くてもぜんぜんかまわないモノでして。

だって付き合いだし。

友人や人間関係って、別にかっこいい悪いやコスト重視、うまさで付き合うもんでもないし、気持ちいいかどうかと思うんです。

そこで納得したくない部分があれば、そこをちまちまやってくだけでして。不承不承でも納得行かなくても、付き合うだけです。

友人同士を比較して値踏みしたら関係がぶっ壊れるように、趣味の優劣を比較しすぎるとそれも破綻しやすいです。

自分が出来ることがあって、出来ないことがあって。
その中で、やれる分だけ予算と余裕がある範囲内でやるモノです。
無い袖は振れないし、実力以上のことは出来ないし今すぐ解決しません。

なので、カンタンといえばカンタンだし、難しいと言えば難しいです。
本人の付き合い方次第。

ちょちょっと付き合うつもりで腐れ縁になるのか、舐めきってしまってそんなヤツだと思わなかったって別れるのかも本人次第。
何が合うかどうかもまったくわからんので、他人が決めるわけにも行きません。

真剣にやるつもりで1ヶ月でやめたり、適当にアバウトで付き合うつもりがいつの間にかプロになったりとかあるので。

頑張ったからなるわけじゃなくて、必要なことを必要なだけ出来たら自動的に変わっていくものだし、無理しないで出来る分だけ付き合えるといいですよな。

ただ、上達したくなったら。

その時は、外部的な目的と自分内部的な目的を分離して、その上でそれにあった必要なことができてるか考えてあげてください。

うまく行かないときはだいたい
・目的と行動内容が合っていない
・そもそも必要なことをわかっていない
・そもそも未熟だと思っていない
・だいたい基礎にたくさん拾い漏れがある
・自分のためのものを他人に押し付けようと思っている

この辺に原因があるので。

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