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"その"価値のあるビールが"そこ"にあった

みなさん、こんにちは。おはようございます。もしくは、こんばんは。

ビールファンの聖地、広島にありますビールスタンド重富。先日やっと訪れることができました。残念ながらご本人はいらっしゃいませんでしたが、聞きしに勝る衝撃のビール体験でしたので記録しておきたいと思います。
写真のキャプションはビールスタンド重富ウェブサイトの基本情報ないしekie店のメニュー表からの引用です。

マイルドつぎ

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“ビールは優しい飲みものです。
炭酸と苦みを極限まで弱めビール本来の甘みをやさしく楽しめます。”

店頭では「ホップ以外の成分を凝縮」と説明されていました。飲み口は実に軽やか、炭酸は極めて繊細。

シャープつぎ

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“初体験の口当たり、なめらかな喉越し。
現代のサーバーで炭酸と苦みを極限まで残し、56年前のサーバーでしかつくれないトロトロな泡。
現代と昭和のサーバーの奇跡のコラボです。”

泡を持ち上げるようにグイっと。ジワッと苦味を感じた後に麦の香りが返ってきます。きめ細かなフロスティミストが美しい。

以上ここまで銀山町のビールスタンド重富にて。ここからは広島駅直結の商業施設ekie内にあるビールスタンド重富ekieにて。

二度つぎ

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“これがビールの旨さだ!
1度つぎの爽快感に旨さをプラス。
爽快感・苦み・甘みのベストバランス。”

グラスの淵に少し盛り上がる泡。苦味、炭酸、甘みが全て程よく、ベストバランスを謳うのに納得の一杯。

一度つぎ

“最初の一杯にオススメ。
ビールが喉を駆け抜ける爽快感。”

なぜか終盤に、いや、満を持しての一度つぎ。シャープな飲み口、ハーバルなホップの刺激を感じます。炭酸も強めでスッキリゴクゴク。

ミルコ

“ビールの泡だけを飲む、新感覚
チェコでは「ムリーコ」と呼ばれています”

泡を飲む、しっかり苦味が閉じ込められている。泡は見る間にビールに戻っていきますが、これを泡の下からぐいっと飲むのもまたよし。
ピルスナーウルケルでもお馴染みの注ぎ方ですね。

ビールは全てアサヒの◯◯◯◯

いずれの店舗も提供しているビールはアサヒ生ビール、いわゆるマルエフというやつですね。缶で発売された際に見様見真似で様々な注ぎ方で飲みましたが、これといってはっきりとした特徴がないのが特徴、といった印象でした。

今回、プロ仕様の設備でプロによるコントロールされたマルエフが変幻自在に姿を変える様を目の当たりにし、こんなにも美味いのかと、それこそ頭をバットでフルスイングされたような衝撃でした。
新幹線や飛行機に乗って広島まで飲みに行く価値のあるビールが、確かにそこにあったのです。

素晴らしいビールは最後まで美しい。それでは。

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