自由律俳句「君に魅入られたつもりが星に魅入られた」

或る夜、或る方に想い焦がれて

その方を北極星、私自身を北斗七星に見立てて……とここまではロマンチスト極まる挙動をかましていたのですが

・おおぐま座の威を借る北斗七星

・こぐま座にしれっと交ざる北極星

浮かんだのは17音前後の没気味の句で、続けざまに詠んだまともな句がこの自由律俳句でした

当時『尾崎放哉賞』及び『山頭火ふるさと館自由律俳句大会』への初参加を決意し、自己選考で「君〜」で始まる別の句の次点となったので語呂七五シリーズの候補句としました

また、「『君は放課後インソムニア』のアニメ部分しか知らないけど、もし原作が鬱エンドならこの句の通りになってしまうのでは?」という懸念もあり発表するなら早い方がいいと判断しました

……とまあ解説すればするほど句の価値が下がってしまうのですが、リフレインが効いていて語呂七五としても自由律俳句としても胸を張って推せる句です

もうひとつだけ8月13日に公開したことに意味づけがあるのですがそれだけは秘密です(こういうときくらい有料エリアに書けばいいのですがそうしないくらいには秘密です)

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