新年度に寄せて:I'm (side) fired
退職
3月に退職金…実際には法人設立時に出資した分の分割分の譲渡代が入金された。
まだちょっとゴタゴタしてる部分があったけど(そのうち書きたい)、ちょうど今日合意に至った。
これでもう、前の仕事である士業からの収入は無くなり、以前からの副業の収入、とこれまでの資産から生み出す収入で生きていくことになる。
昔の言葉ではセミリタイア、今だとサイドFIRE、と言うべきか。
12月末に仕事を辞めてからというもの、ぼくの生活はかなり変わった。
さすがに9月から病気のことばかりを考えていると、もう病気に関する本を読むことへの関心も薄れてきた。
それは今のところ病気への対応が順調にできている、あるいは慣れてきていろいろなことを割り切れるように適応したのかもしれない。
じゃあ糖尿病研究地獄を経て、ヒマな時間にいったい何をしていたのか?
マンガ地獄
1月は、ほぼずっとマンガを読んでいた気がする。
ヒマって恐ろしい。
前は忙しい時間の合間、スキマ時間の娯楽としてマンガを読んでいた。
それがスキマだらけになったら全部マンガになった。これはヤバい。
それもほとんどが無料マンガアプリだ。
世の中便利すぎる。
毎日チャージされて1話だけ見れるマガポケやサンデーうぇぷりやマンガワン、
毎日連載が更新されるジャンプ+、
唯一月額契約している講談社の雑誌がたくさん読めるコミックDAYS…
ぼくはマンガアプリのスケジュールに追われていた。
1月が終わった時に思った。
仕事をやめて自由になって1ヶ月、いったい何したかなー?
辞める前はギターを練習したい、とか英会話やろうかな、と思っていた。
でも実際は、母に会いに山梨に行ったのと、相変わらずのライブ通い以外は、
ぼくってマンガしか読んでなくない!?
これって
目さえ健在なら老後に寝たきりになってもできるやつ!
もっと今しかできないことをしよう、と思った。
ぼくはFIREしていた
ぼくは自分をただのちょっと小金持ちの無職だと思っていたが、Xのタイムラインで目にした
FIREの文字を見て、思い当たった。
今さら仕事を探す気も無くダラダラしてマンガとライブの日々のぼくって、
もうFIREしてるんじゃない?って。
だからこれからは自分のアイデンティティを糖尿病垢から脱却して
FIRE垢として生きていこう、と思った。
なぜならサイドFIREしている自覚を持ってから
ぼくに映る景色は大きく変わったから
本筋とは関係ないけど
You're fired!とばかりに仕事を奪われてクビになったぼくがFIREしてるってちょっと面白いな、と思った。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?