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#13 廃止寸前から復活したJR名松線に乗ってきた話

どうも、こんにちは。

2021年も早9月も中旬になってしまいました。
相変わらず仕事が多く1人で複数案件をこなす日々が続いております。
感染者も減少傾向になるかと思いきやなかなか減らなかったり…皆さま、ご自愛ください。

さて、私事で突然ですが、
ローカル鉄道に乗ったりするのが結構好きなんですよ。
今まで青春18きっぷ等を使って様々なローカル線に乗ってきましたが、特に凄まじかったのが、
●函館本線(長万部〜倶知安間)
●木次線(出雲横田〜備後落合間)
●小野田線(雀田〜長門本山間)
ですね。
函館本線も木次線も当該区間の便は1日4往復だったかな。
小野田線も1日3往復という意味わからない便数で、終電で真っ暗な駅前に降り立ったのはコロナ禍前の懐かしい思い出です。

そして今年7月、大阪府の緊急事態宣言がまん延防止等重点措置に切り替わったタイミングで、三重県の名松線というローカル線に乗ってきたので記録しておこうかなと思います。

◆大阪(府内)→松阪駅
まずは便数の減った近鉄特急で大阪から松阪まで向かいます。
近鉄線とJR線が一体となった松阪駅で終点の伊勢奥津駅までの往復切符を買います。
JR東日本は詳しくないのですが、JR東海の自動券売機では往復切符が買えます。別に割引にはなりませんが、伊勢奥津駅では自動券売機なんてハイテクなモノは無いでしょうから、手間を省略します。
松阪駅では、名松線で使用される単行列車キハ11形だったかな(何番台とか詳しくない)が止まっており、出発時には乗客は私も含めて5〜6名でした。

松阪駅は近鉄線とJR線が一体化した駅となっている。JR東海としての駅舎は繁栄している南口側です。


◆松阪駅→家城駅
松阪駅を出ると、権現前駅、一志駅等でパラパラと人が降りていき、ついに家城駅で乗客は私1人になってしまいました。
まぁ、私1人となっても変わらず乗客サービスを提供してくれる鉄道会社には頭が上がらないのですが、家城駅で行き違いのため、結構長時間停車していました。
行き違った列車も単行で鉄道オタクっぽい人が3〜4名乗っているだけでした。

家城駅では上下列車が行き違う。


◆家城駅→伊勢奥津駅
私1人となった列車は元々遅かった速度を更に落とし、山奥へと進んで行きます。
この区間は過去の災害で長期間運休を強いられ、廃線まで取り沙汰されましたが、復活した有名な区間です。
コロナ禍だとはいえまだ終点まで5駅ぐらいありますが、本当に過疎すぎる…
もっと乗ってあげてください…

たしか、次の伊勢竹原駅の周辺では雲出川に沈下橋みたいなのが架かっていましたね。
沈下橋と云えば、高知・四万十が有名で観光時に見に行きましたが、三重にも意外と何ヶ所かあるようです🌉

伊勢鎌倉駅では、良い名前だなーと思っていたら、駅反対側の眺めもTHEのどかって感じで良いんですね〜

次の伊勢八知駅は、小さなバスターミナルや学校があってそれなりに人々の生活感のあるエリアです。
が、この時は人の乗降は無く…

比津駅を出発したところで、たしかに土砂災害が起こったら大変な地域だな…もしここで立ち往生したら運転士さんと2人で遭難か…等と考えていたら、遮断器の無い踏切を抜け、終点の伊勢奥津駅に到着しました。

終点の伊勢奥津駅は終着駅としての雰囲気も手伝い、とても素敵な風景でした。


◆伊勢奥津駅周辺
折り返す列車まで時間があったので、駅周辺をうろうろしてみました。
が…これといった観光地等は無く、たしかに集客は難しいだろうなとは感じました。地元の方もそうですが、人も殆ど居らず、「密」とはかけ離れており、時間がゆっくり流れている感じは良かったです。

あと、自然は沢山ありましたね。

奥津交差点へ抜ける道。


三重県あるいは津市が道路の植栽・樹木剪定にどの程度の予算取りをしているのかわかりませんが、道は写真のとおりで、何と言うか…緑々としていました。
まるで、ドラクエ5のエビルマウンテンの隠しダンジョンみたいに、間違えれば何度もグルグル回される所みたいです(伝われ)

近鉄名古屋線で渡る時には何も思わない雲出川も、ここではとても綺麗に思えました。

雲出(くもず)川。伊勢奥津駅から徒歩2分ぐらいの場所にて。


◆伊勢奥津駅→一志駅
そんなこんなで、伊勢奥津駅にとっては終電一本前の列車に乗り、松阪方面へ折り返すことにしました。
田舎の夕方なので観光案内所等は開いておらず…虫も多いため早々から列車の中で発車を待ちました。
車で訪れた地元の方でしょうか?この時点で3人組が乗っていました。
そこに運転士さんと私を含め、列車は伊勢奥津駅を出発しました。

なんと上り列車は、比津駅からもハイキング客のような方が1名乗ってこられて、伊勢八知駅でも地元の若い方(高校生ぐらい?)が乗車してきました。
そんなこんなで行き違い駅の家城駅を過ぎるあたりで改めてYahoo!乗り換え案内をチェックし、大阪まで帰るのが早そうな近鉄線に乗り換えるため、私は途中の一志駅で降りることにしました。

◆一志駅・川合高岡駅→大阪
一志駅では結構な降車があり、数名(少なくとも2名程)は、私と同様近鉄線に乗り換えたようです。
切符は松阪までの往復で買っていましたが、運転士さんに(釣りは要らねぇ😤!)と言わんばかりのドヤ顔をして降りました。

一志駅からは歩いて数分の近鉄大阪線川合高岡駅に向かい、(いくら本数が減った近鉄線と言えどJR東海よりは本数が多いので)スムーズに大阪に帰りました。
まぁ、何も無い川合高岡駅でも25分ぐらい待ち時間があったり、青山町駅で乗り換えが生じたり、東青山駅・榛原駅・大和八木駅の3回も特急に抜かされたりしましたけどね(スムーズではない)。

近鉄大阪線川合高岡駅。列車は片道1〜2本/hしか停まりませんが、その倍以上の特急列車が通過します。


まぁ、記事を書くのに2日もかかりちょっと長くなってしまったので、サクッと要約すると、

「とりあえず、コロナ落ち着いたら名松線に乗ってあげてください」

私からは以上です。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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