夜の諏訪湖と滑り台
少しドライブをしよう。と友達に誘われて。
陽が落ちるぐらいの時間から、山梨県から長野県へ。
諏訪湖まで1時間あまり、何を食べるかと会話をしていると着いていた。
男2人旅に決まりとプライドはなく、結局ファミリー向けのステーキレストランに入り、お腹を満たす。
その後は温泉に入る。二人旅の黄金ルートだ。熱々のサウナで口の中を火傷した。
外に出ると、すっかり夜になっていた。
諏訪湖の縁を何となしに歩いてみる。
向こう側に見える街並みの揺らめきを見つめる。
静かで、叫んでも木霊もせず。色のない湖に溶けていく。
確かに自分たちがいる。久しぶりに感じる自分だ。
寧静とは心を癒す第一の方法であるとはこのことだろう。
公園に遊具を見つける。少し大人2人で登ってみる。
降りる時は滑り台。これが濡れてて物凄いスピードが出る。
男2人が笑いながら、尻が濡れて乾くまで諏訪湖を眺める。
ここには何もないのだが自由があると感じた。
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