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後輩の育て方  【名言】

2011年01月04日に大阪毎日放送のラジオ番組『MBSヤングタウン』初代プロデューサーの「おおなべさん」こと渡邊一雄わたなべかずお(享年75歳) が亡くなられた。氏は多くの大物芸能人を育てたことで知られる。 12月に行われた偲ぶ会では、お笑い界や音楽界などから、 そうそうたる顔ぶれが訪れた。

ある人が、ラジオで生前のエピソードを1つ語っていた。
「後輩をうまく育てるには、どうしたら良いのでしょうか?」
「そんなの簡単なことだよ。愛せばいいんだよ

一言でわかりやすく、実に奥が深い。
そう、後輩を育てるには「愛」を持って接すれば良いのです。
ただ、それだけなんですね。

人間関係においてもそうで、嫌いな人でも「愛している」と思い込んで接していれば、改善されることが多いのです。
だけど、実際、自分で試したみたけれど、相当難しい。
人間には感情や感性、感覚があり、相手との相性も伴う。
うまく育てるためには愛する」とは、できるものなのか?
多くの人は、できない。と言い切ります。
自分本位としてのものが先に出てしまう。
それは、愛している人であっても同じで、相手のためと思っても、冷静になってみれば、自分のエゴ優先の行動であることが多い
相手は言われるほど悪いことはしていない。
そんな自分はあとになって、後悔や自己嫌悪になることがある。

だけども、それは特別なことではなくて、多く人に経験があり、わかっていてもしてしまうことでないだろうか。そう、一般的なことであり、普通のことである。聖人君主なる人はほとんどいない。人は失敗、反省や後悔を繰り返し、改善して少しづつ成長して行くのである。

おおなべさんのような人が慕われるのは、多くの人ができないから。
「他人を愛して接してみる」は、心構えであって、できなくても気持ちがあれば、良い。少しづつ自分が成長してよく行こう。

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