凡人書籍化作家が、好きなこと書きながらなろうランキングに載ろうとして失敗しまくったポンコツ話〜を、する前の自己紹介〜
どうも、すごい凡人のpecoです。はじめまして。
『好きでもないお話なんか書きたくない!』をモットーに活動しております。どうぞよしなに。
本題に入る前に、まずは軽く経歴をば。
なろうの総合ランキングに載って、書籍化オファーを受けてデビューし、三作出させていただいてコミカライズも出版してもらいました。
『凡人』と名乗るとなんか周りに怒られたので、『すごい凡人』を名乗らせていただいています。いえいいえい。
一応お断りしておきますと、これ謙遜とかではなくてですね、私、ランキングに載るのに『処女作で〜』だの『年間累計に乗ってます〜』だのという華々しい人間ではないのです。
元々公募勢で、12年くらい公募、3年くらいなろうで書いてからのデビューなんで、ぶっちゃけ『あいわなびーしょうぎょうさっか!』歴の方が未だに長いのですよ。
商業作品を書いた後もいくつか作品を書いてますが、総合表紙などはその一回しか経験してません! そのくらいの凡人でございます。
そんな私なので、当然異文化に近いなろう総合ランキングに載るまでは狙った上で数々の失敗談がございます。
『こういうのは失敗するで!』
というのを、具体的に作品例を挙げて話していこうかなって思いますので、お読みいただいている皆様には鼻で笑いながら『こうはなるまい』と考えていただいて。
あまり苦労せずに、読者様をいっぱい増やしていただきたいと思っておりまする。
ということで、これから投稿する記事は。
・単純に読み物として楽しむ人。
・好きなもんを書きたいけどなろうランキングにも載って読者様を増やしたい人。
・あわよくば総合一位とかになって書籍化とかしてみたいなー(チラッチラッ)という人。
に向けて、書いて行こうと思います。
しかしこの凡人は、他人様の創作を否定しようとはミジンコも思っておりません。
ので『ランキングに載りたいとか別に思ってねーし』という方は、そのままで全然構わないと考えております。
創作のやり方は人それぞれ。ビバ自由。
なのでこれは『ランキングを目指すのも目指さないのも自由だよ』ってところから、目指す方向に行って失敗しまくった私の話です。
その試行錯誤も楽しかったのでね、同じように楽しめる人の参考になればと思います、ええ。
【なろうに登録した、一発目の作品の失敗談】
ではさっそく、自己紹介がてら、最初の一作について語ろうと思います。
ーーー超無名、登録したてほやほや、右も左も分からない田舎者として、なろー界隈の辺境に引っ越しをしてきたpecoという凡人。
こやつはそれまで、公募勢として富士見ファンタジアだの電撃文庫だのといった名だたるところの新人賞に応募しまくっては落ちていました。
最初に投稿したのは『朱の呪紋士』という、一応女性主人公の群像劇的な和風ハイファンタジー。
設定満載。文章はゴリゴリに縦書き仕様。名前を凝りに凝りまくった素で漢字が読めない登場人物たち。
……どうです、もう概要だけでもなろーでウケなさそうでしょう?
ご多分に漏れずウケてません。中身は面白いんですけどね(←そこは譲らない自作愛の強い作家)
十万文字を、三日で投稿しきって、ブクマ3。
ですが全く何も知らない凡人は、最初の失敗をした後にこう思いました。
『あれー? 読まれないなー?』
今の凡人は当時の彼に対してこう思います。当たり前ですよ。
まぁ中身のネタはかなり面白いとは思うんですよ。和風は一定の需要がありますし。
投下しきって『面白かったです、続き楽しみにしてます』って初感想をいただけたくらいには面白かったのですが、まぁ人数には繋がっておりません。三名、新規読者様を獲得しました! っていう感じです。
web連載ってのがどういうものかを分かっている人は、上の情報だけで『成功してるところが全く無い……』ってなってると思います。
こんな奴が、一体どーやってランキング上位まで跳ねたのってレベルですよ、ええ。
でもこの記事は失敗談を語るので、失敗はいっぱいおっぱいあるのです! ほぼ全て網羅してる自信があります!(きっぱり)
なんせそれ以降、なろうで投稿し続けて三年かかってますからね!
ですが、ここで一人の読者様に上記の感想をいただけたのが『もっと読まれたいな』っていうモチベーションに繋がったのですよ。
公募はいくら書いても上位に行かないと感想くれませんが、なろうはそうではないですからね。
面白かったら誰かに読んでもらえて、その上、感想をもらえるなんて! と、当時の私は感激しました。
これ、決して悪いことじゃないでしょう?
『好きなものを好きに書いて、そのまま投下した』結果、感想もらえたってことですから、むしろ良いことであります。
誰だって好きに書きたいですからね。ご多分に漏れず私もそうですし。
ですが実は、多くのランカーも中身は好きに書いているのです。
『好きなものが、たまたま市場にマッチした』ってだけで。
私のような凡人は、読まれるために色々と試行錯誤を繰り返しましたが、そうでない人ももちろんいてます。
だから失敗というのは『作品が失敗』なのではなく『ランキングに載るのに失敗した』って意味に捉えていただけると幸いです。
そして凡人作家が後ほど知ったのは、数字に繋がらないのは中身の問題というよりも『見せ方の問題』だよってことですね。
『朱の呪紋士』がここまでブクマ数とかが少なかったのは、webのことを何も知らずに、ただその次の公募をしようと思っていた作品を体裁だけ整えて投げたことにあります。
今の知識量で投げたら、流石にランキングとまではいかなくても、もうちょっとブクマも増えていたでしょう。
実際、ランクインしなくても今の作品は1000〜3000ポイントほどいただけていたりするので、少なくとも『読まれ』はする方法論になっているかと思います。
ブクマ3から考えるとスゴい進歩です!(自画自賛)
てことで、そんな風に『作者のちょっとした努力』で、ランキングに載らなくても作品を読む方が少し増えてくれるなら嬉しいよね、って話です。
次回の記事からはそういう失敗の経験を『なぜ載るのに失敗したか』と具体的に書いて行こうと思います。
今回の失敗:【凡人は、好きなものを好きに書いて投下するだけでは読まれない】。
ではでは。
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