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TAMA21交響楽団 第27回定期演奏会

嫁さんのお友達が出演するということでチケットを頂いたので、久し振りにオーケストラの演奏に出かけたので備忘録的メモです。

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日時:2021年9月20日(月) 14時開演
指揮:現田茂夫
曲目:
  ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
  マーラー:交響曲第9番ニ長調
場所:ミューザ川崎シンフォニーホール

ヒンデミット:
多分これまでに聴いたことのない気がする曲で、特に予習せず。アンサンブルが意外と難しそうな印象だったけど、そつなくまとめてきた感じかな。マエストロとの稽古がどんな風景だったのかなぁ、などと想像しつつ楽しめた。皆さん、本当に上手いなあ。

マーラー:
マーラーは30年くらい前にマイブームがやって来て、CDを色々買い漁って聴きまくった作曲家なのだけど、9番は何故か“食わず嫌い”的なところがあってあまり聴いてこなかった曲。全曲通してちゃんと聴くのは、何だかんだ四半世紀振りだったかもしれない。

ということで、比較的新鮮な気持ちで音楽に入っていき、あっという間に魂のこもった演奏に引き込まれた。随所に現れる“マーラーっぽさ(なんじゃそりゃ)”が、何だかとても心地よく、ああやっぱりマーラーは良いなあと独り言ちていた。

SoloもTuttiも、弦も金管も打楽器も良かったけど、木管セクションが素晴らしかった。特に、前列のトップ2人が主張しすぎるでもなく譲り合うでもなく、セクション全体をまとめ上げていた印象だった。

これが会社だったら、経理部長から顧問になった大先輩と会社の裏も表も知ってる姐さんに見えて、それは十中八九、上手くようには思えない組み合わせだけど、音楽だとちゃんとアンサンブルになるから面白いなーなんてね。

時々アラは見えたものの、全体的にはホールをうまく味方に付けつつ、マエストロと楽団員が一体になった演奏を存分に楽しむことが出来ました。

まだまだ続くコロナ禍で、楽団の運営は本当に大変だったことと思います。お疲れさまでした。

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