2022-12-18 小説『海の見える理髪店』荻原浩
直木賞受賞！映画化決定！今話題の！
さて今日読み終えた『海の見える理髪店』も直木賞受賞作。
言い訳しますが、荻原浩の新作が直木賞になったのであって、直木賞の本を狙って買ったわけではございません(^_^;)
2016年に買って読んで以来、２回目の読破。
家族にしかわからないような悩み、葛藤、暖かさ。そんな短編を詰めた作品集です。
読むとスッキリする、そんな作品ばかり。
５年後、10年後また読んだら、
違った感動ができそう。
収められた6作品のなかでもやっぱりコレ『海の見える理髪店』が最高だなぁ。
知る人ぞ知る理髪店の店主と、
普段は美容院通いの今どきの若者。
彼はなぜ看板もなく営業しているのか。
彼はなぜ噂を頼って予約したのか。
すべては、最後の１節で分かります。
その時すべてが、フラッシュバックします。
荻原さん得意の、柔らかい表現で爆風飛ばしてくるヤツ。
そして、そのあとやってくるあったかい感動。ドラマ化されていたようで、タイミング良く年末に再放送が予定されていますが、見逃しました。
NHKオンデマンドで220円で見られます。安いなーと思いつつまだ見てないという（汗）
さて次は、『愛しの座敷わらし』に取り掛かります😀
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