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私の好きなカバーソング(62)「Black Market」ウェザー・リポート、寺井尚子

オリジナルはウェザーリポートの1976年の同じタイトルのアルバムです。
ウェザーリポートは70-80年代にジャズ・フュージョン界に君臨した米国のスーパーグループです。メンバーそれぞれがレジェンドですが主要メンバーは既に亡くなっています。
オススメは1979年のアルバム「8:30」冒頭のライブバージョンです。
大観衆の拍手歓声嬌声口笛の渦の中、ピーターアースキンのドラムに続きジャコパストリアスのベースリフが始まります。ここで聴く側の鳥肌が立ちます。ジョーザビヌルが加わり、サックスのウエインショーターが舞台に登場したことが歓声でわかり、4人のアンサンブルとなり、ショーターがテナーソロをかまします。ショーターのソロは決して長くないですが、個性的で唯一無二で強烈です。ショーターはスティーリーダンの「エイジャ」でも短いけど記憶に残るテナーソロがあります。
もちろん一貫してスゴいのはジャコパストリアスのベースです。ジョニミッチェルやパットメセニーの作品でジャコのベースが聴けるのがいくつもありますね。残念ですが、Gone too soonでした。

ジャズバイオリンの寺井尚子さんのライブからです。バイオリンはジャズの中ではマイナー楽器ですが、寺井尚子さんは誰もが認める日本の第一人者です。
バイオリンの音色もあって、おしゃれで優雅で熱いブラックマーケットです。


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