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私の好きなカバーソング(82)「Summertime(サマータイム)」マイルス・デイビス、ルイ・アームストロングとエラ・フィッツジェラルド、ジョン・コルトレーン、アルバート・アイラー、アート・ペッパー、森進一

真夏です。名曲・名演で涼しい気分になりたいところです。
この曲は超有名スタンダードで、知らないうちに耳に残っていたようでいつこの曲を知ったのかはっきりした記憶はありません。
1935年ジョージ・ガーシュイン作で、オペラ「ポーギーとベス」の中で歌われるアリア(独唱される歌曲)です。最初は黒人奴隷が主人(白人)の子の子守唄として歌い、その後は場面や歌詞を変えて劇中で繰り返し歌われるようです。
レジェンドたちの名演が数多くあります。ジャズなので曲が長いですがご容赦ください。最初から真打ち登場でマイルスデイビスさんです。名アレンジャー、ギル・エヴァンスさんとの共作「Porgy and Bess」(1959)からです。

エラ・フィッツジェラルドさんとルイ・アームストロングさんの共演盤「Porgy&Bess」(1958)です。2人のボーカルとルイさんのトランペット、1曲で3倍の愉しさがあります。

ジョンコルトレーンさんの「My Favorite Things」(1961)からです。このアルバムはタイトル曲の名演あり、有名曲揃いで同じくガーシュイン作の「But not for me」も入ってます。マイルスのグループを卒業したコルトレーンが自身のグループを率いて羽ばたいてますね。

フリージャズ系のサックス奏者アルバート・アイラーさん(1936-70)の「My Name Is Albert Ayler」(1963)からです。魂の叫びのようなものを感じます。

アルトサックスの巨星アートペッパーさん(1925-82)の「Modern Art」(1956)からです。こちらもエモーション全開です。

ラストは森進一さんです。一時クルマのCMで流れていましたね。1985年の作品です。演歌歌手の中でも森進一さんと八代亜紀さんは歌唱力も声の質も、とてもジャズにフィットします。森さんにはもっとジャズスタンダードを歌ってほしいです。


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