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新年の辞

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さっそく震災と航空機事故が立て続けに発生し、少なからぬ衝撃を受けました。自分の人生とそれらがどのように関連するのかもわからぬまま、情報獲得に躍起になり、精神衛生を乱しました。難しいものです。

一年の計は元旦にあり。多くの人が目標や計画を立てるお正月にこのような震災が起こることの皮肉さも痛感しました。自分ではどうしようもない偶然性に左右されながら形成される精神性こそ、この日本の<伝統>なのではないか。そんなことを思ったりします。

年末年始は家族とともに箱根や鶴巻の温泉街に出かけておりました。年末に体調を崩していたこともあり、年を越える感覚があまりありません。行く年と来る年が、それこそ<ボーダレス>につながったようなものです。

それはよくも悪くも自然体でした。これまでの年末は過去を振り返ることに熱中したものですが、どうしたことでしょう。私も老練したのでしょうか。それとも<大人>になったのでしょうか。毎日日記を書いて振り返ることの効能もあるでしょう。

さて来る年は早々に修士課程論文の口頭試問、仕事への復帰、(合格すれば)博士課程への進学と続きます。学生気分が抜けませんが、昨年の修士論文執筆の中で失われてしまった<人とのつながり>や自分の<外側>へと向かうような姿勢を取り戻せるようにしていきます。

仕事と学生の両立は難しいことになると思いますが、なるべく気負わずに。その中で自らが得たことを記すことを忘れないようにしたいと思います。きっとそれは将来の自分を支えるはずです。それが何年後になるかはわかりません。

行く年からのゆるやかなつながりの中で、よりプロフェッショナルなものを追究していく一年になろうかと思います。今年のテーマは「究」ですね。すべての皆様が2024年12月31日を清々しい気分で迎えられることを祈ります。

完。


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