別れ
こんにちは。ししとうグリーンです。
なんやかんやありましたが、無事に北海道の某企業に就職しました。
社会人になって半年。
半年前は名刺交換の方法も知らなかったし、電話応対だってできるイメージが湧きませんでした。
今もたどたどしいし、失敗もするけど、なんとか頑張っています。
そんな中、6月に母から一通の連絡が。
「ばあちゃんが、もって3ヶ月やって」
もって3ヶ月。
コロナ禍ということもあり帰省しても会えない。
次に帰省するのは葬儀の時でいいと言われても、突然の連絡に私は混乱した。
およそ3ヶ月後の先日、祖母の訃報を受けて帰省。
まさか初めて帰省するきっかけがこんなことだなんて。
行きの飛行機で思い浮かぶのは元気な祖母の笑顔。
寝ようとしてもなかなか眠れず、気づけば目から涙が。
最寄り駅までの電車では、懐かしい車窓を眺めていた。
すると、自然と懐かしい記憶が思い返され、また涙が溢れた。
実家に到着して玄関をガラリと開けた瞬間、目に飛び込んできたのは和風な玄関。
こんな感じやったっけ、と思いながら、靴を脱いで半年ぶりに会った姉と父に仕事の話をしたり、母の話をして盛り上がった。
あっという間に私は三重弁に戻り、久々に会う親戚とも「仕事どう?」「また会った時に酒盛りしよう」なんかを話して久々に家族の温もりを感じ
温かい気持ちになった。
そして、親戚が勢揃いした中、祖母のお通夜と葬儀が執り行われた。
葬儀で棺にお花を入れるタイミングで、私は祖母から毎年貰っていたお年玉の袋を入れた。
これはずっと大切に保管していたものだ。
「○○(私の本名)ちやん」「おばあちやんより」と上手くない字で書かれた文字を見て、私は込み上がる思い耐えきれず、号泣した。
ばあちゃん。
たくさん可愛がってくれて、愛してくれてありがとう。
お墓からは遠い北海道で孫の私は頑張ってるから、空から見守っててね。
空は繋がってるから。
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