人間の最も高度な能力はバチェラーを見れば分かる
バチェラージャパン シーズン4が終わりましたね。
全シリーズ見てしまっている僕ですが、やはり毎回感心することがあります。
それは、歴代バチェラーの言語化能力
もちろん、バチェロレッテも(笑)
なんであんなに自分の気持ちを思いのままに言語化できるんだろう…
よくあれだけポンポン言葉が出てくるなぁ…と思うわけです。
やはり高学歴の上に若くしていくつもの会社を経営し、海外をまたにかけて商売をしている超エリートで超イケメンなわけですから、ハイレベルな世界での脳使いをしているんでしょうね。
ですから僕は、恋愛というストーリー的な側面よりも自分の心の状態を各場面でどう表現しているのかということにものすごく興味があって、僕なら思いもつかない表現力に舌を巻いているわけなんです。
私たちは、ふたつの思考を持っています。
これ、いろんな言い方があります。
潜在意識と顕在意識
右脳言語と左脳言語
感情と思考
本音と建て前
子どもの心と大人の心
このなかでは、「感情と思考」というのが一番しっくりきますかね。
私たちは「思考」してることを言葉で表現することは、割とできやすいんです。
でも「感情」を言葉にするのって難しくないですか。
「今の気持ちを教えてください」
と言われてなんて答えます?
なにか成功した、なにか失敗した、雨が降ってきた、音が鳴った…
なにか出来事が起きた時にその瞬間の気持ちを表現するならまだ簡単かもしれませんが、日常のなんでもない今の瞬間の気持ちを言葉に表してと言われたら、スッと出ます?
感情って明確じゃないことが多いんです。
ホントにやりたいことって何?
これは意外と難しい質問です。
今までいろんなことやってきたけど、これといってやりたいことは見つからなかった。
会社に行けばノルマはあるし、時間は決められているし、これがしたいと思っても上司の許可がいるし、でも食べていけないといけないし、養う家族がいるし、いろいろと考えなきゃならないことがいっぱいあるから…
これ、思考を言語化してるんです。
「やりたいこと」って湧き上がってくるものであって、湧き上がる感情を思考が邪魔して湧き上がらないように蓋をしてる状態。
自分の心の声を聴くって、むちゃくちゃ難しいことなんです。
バチェラーでは、複数の女性と同時進行で恋愛体験を重ね、その中で自分が運命の人だと思う人を一人選ぶ…
そのときの選び方…
顔が可愛いから
優しいから
裏表がないから
育ちが良さそうだから
両親が素敵だから
考え方が合うから
頭がいいから
自分を愛してくれそうだから
いろんな理由があると思います。
でも一長一短、みんなそれぞれの固有の良さがある。
だとすると、最後に決定的になるのは「感覚」
心の声
意識には登ってきていないけど、なんか引っ掛かる、なんか違和感を感じる、どうしても惹かれる…
この「思う」のではなく、「思っちゃう」という感覚です。
これに気づき、それを言葉に置き換えて表現し、伝える。
僕はこの能力が知的動物のもっともハイファンクションなスキルだと思っています。
いくら頭のいい数学者や物理学者でも難しいスキルだと思うんです。
どうでしょう?
先日の「ふたご座流星群」
あれを見て感動した方も多いと思います。
「すごい綺麗だったわ」
という表現ではあまりにも陳腐じゃないですか。
その時感じた心の動きをもっともっと伝えて!
それだけの表現じゃ、あなたの感動は伝わらない!
人を動かす原動力は感情です。
確かにデータや数値的根拠、具体的例示、そんなことも説得力には必要かもしれません。
でも、相手の心が動くかどうか…
これは「感」じて「動」く量が最も多いことによると思っています。
そのために日常的に感じたことを言語化するトレーニングって大事だなーって思ってます。
よく古舘伊知郎さんがYouTubeで散歩しながら見ている景色をそのまま実況中継のように言葉に置き換える動画をあげていますよね。
あれもスゲーなぁと感心します。
言いたいことを言葉にするトレーニングとしては、いい方法かもしれませんね。
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