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久しぶりに汽車に乗りました。

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そう、汽車なんです。

徳島は電車ではなく汽車なんです。

あ、ちなみに県外では誰も信じてくれませんが、徳島には自動改札という機械は1台もありません。

徳島人は県外に行くと、電車に乗るのことに緊張します。

もちろん交通ICカードなんていう文化は、徳島人にとっては知る由もなく、県外に行くと文明開化以来の衝撃を受けるはずです。

いや、そんな話がしたいわけではないんです。

朝の8時前の汽車…

徳島と言えど、まあまあ混んでいるんです。

もちろん学生で溢れています。

乗ると異様な光景です。

8割以上いや9割以上の乗客がスマホ片手に下向いているんです。

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スマホゾンビ列車・・・(怖)

周り見てないんです。

席は埋まっていて、立っている人もたくさんいます。

遠めから乗ってきた学生たちが席を占拠している中で、高齢の方たちは立っている…そんな光景もチラホラ。

みんな下を向いてスマホをいじっているので、高齢の方が立っているなんて状況に誰も関心を示していません。

ある駅で、座っていた一人が降りていきました。

席が一つ空いたんです。

ところがその空いた席の前で立っている若い男の子は、座るでもなくひたすらスマホを見ながら立ちはだかっているんです。

彼の隣に立っている高齢の女性は、躊躇しているようです。

なんでしょう、この違和感…

僕は心がざわつきました。


おい、スマホ坊やくん!

座らないのであれば、他の人が座りやすいように立つ位置を少しずらすかしろよ…と。

隣の人に「どうぞ」の一言をいってよ!


そして、高齢のおばちゃん!

あなたも言っていいんですよ。

「ちょっとよろしい?」って。

「座らないのなら、私、座らせてもらっていいかしら?」って。

そいつ、スマホに夢中であなたに気づいてないんですよ。

声かけないと気づかないんです。


たった一言やん!

たった一言声をかけるだけで、お互いのためになる。

いろんなことが便利になる一方で、コミュニケーションが薄れてきてるなぁ…という典型的な出来事でした。


あ、もちろん結末は、僕もただ思っただけではないですよ。

僕はそのスマホ君のところに近づいて言いました。

「そこ、君、座んないんなら、この方に座らせてあげたら?」

そこで初めて気づいた彼は、

「あ、すみません」

て場所を開けてくれました。

以上…チャンチャン♪…ですわ。


誰も悪気はないんですよ。

でも一言がなかなか言えない。


言うと相手を傷つけるんじゃないかという恐れ。

その一言が相手への攻撃になると思ってしまっている。

言った後の相手の反応によって、自分が傷つくかもしれないから怖いんです。

無視されたり

睨まれたり

舌打ちされたり

事なかれ主義

日本はこれがエスカレートしていってる気がしてなりません。

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