努力を天才としてしまう過ち
私なんてなかなか趣味がないのよねぇ…
ぜんぜん興味の湧くものがないのよねぇ…
好きなことがあるって、いいわよねぇ…
私なんて、なんにも関心がないもの…
こういう人が結構います。
そんなあなた!
もしかして、興味関心って、自然発生するものだと思ってません?
好奇心って、天性の才能だと思ってません?
たしかに2つのパターンが存在すると思います。
・直感的に興味関心をもつもの
・興味をもつ努力をしたからこそ、興味をもてるようになったもの
そりゃもちろん、直感でピピっと電撃が走って、
「これ、私、好き!」
なんてことに出会えるとしたら、それはそれは幸せなことですよ。
ですが、人生、そんなに甘くないです。
みんなその瞬間を期待して、愚痴ってるんです。
「宝くじが5億当たる人はいいわね。私なんかちっともよ。3億さえ当たんないわ」
といってるようなものなんです。
(ん?ちょっと違うか)
自分はまったく勉強しないで、成績が良かった友達に「〇〇ちゃんはいいね。頭が良くて」と言ってるようなもの。
それ、〇〇ちゃんに失礼ですよ。
〇〇ちゃんは、あなたと違ってちゃんと勉強したから、成績が良かったんですから。
夢を追いかけたり、チャレンジしている人、多趣味な人、いい人間関係を作ってる人は、みんなすべからく興味を持つための努力をしている人だと僕は思っています。
そう、努力してるんです。
気持ちよく人と会話できるようになるためにはどうすればいいか。
相手に関心を持つように努力しなければいけないんです。
相手に関心を持てば、相手のことを知ろうとして、相手の話を必死に聞きます。
質問したりします。
すると、知ろうとしてくれると人は、もっと相手に話したくなります。
ですが人は、はじめから知らないことには興味を持てないんです。
だから、知らないことを知ろうとするのが努力家です。
いろんなところから情報を得ようとします。アンテナを張ってます。
全く知らないことに触れるのはそりゃもう苦痛ですよ。ストレスです。
でも、その苦痛を乗り越えないと、興味を持てないんです。
つまり、好きなことをしている人は、好きになる努力をしてるってことなんです。
努力してる人のことを「あの人は天才だから」とか「あの人は多趣味だから」とか「いいね、好奇心が高くて」などと言って、さも自分とは違う人種だという感じを出すのは、僕はなんだか好きじゃないんですね。
僕の大好きな英雄
高杉晋作の時世の句
「おもしろきこともなき世をおもしろく すみなしものは心なりけり」
僕はこの言葉に圧倒的に惹かれたんです。
「おもしろい」と思うことというのは、自然発生でも天性の才能でもないんです。
努力したものこそが手に入れられる世界なんです。
「くだらない」と思うことだって、努力すれば好きになれるかもしれない。
それは、あなたの心のあり方次第。
「才能がない」と思っていたことが、実は最大の武器になることだってあります。
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