「泣かないで」と言わないで
泣くことをネガティブにとらえている方が結構多くいるいるように思います。
ゴメン、泣いちゃった・・・
なんで謝るの??
おそらく、泣くことで同情を誘ったり、子どものころ「泣かすのが悪い」という経験から、それを逆手に取って、泣いたら相手が悪者になるという構図を演出する、いわゆる「涙は女の武器」みたいに使われることもあるからでしょう。
ついつい「泣く」ことにネガティブなイメージを持っちゃってしまうんです。
もちろん、相手の心を傷つけるようなハラスメント的行動によって、「泣かせる」
これはアウトです。
ですが、なにもかも泣くのが悪いかというと、それはむしろ逆なんです。
よく
「思い切り泣いたら、気持ちがスッキリした」
こうした経験がある人は多いんじゃないでしょうか。
そうなんです。
つらいことがあったときやストレスを感じたとき、気持ちを抑え込んでやり過ごそうとするよりも、感情のままに泣くことの方が、ストレスが和らぎ、気分が落ち着くことは実際にあるんです。
医学的にも「泣く」ということは、身体にいい影響があるということが分かっています。
例えば
① デトックス効果
涙には、ストレスホルモンを体外に排出する効果があると言われています。
② リラックス効果
泣くことで副交感神経が優位になります。つまり睡眠と同等のリラックス効果が得られると言われています。
③ 安眠効果
よく泣き落ちしている人がいますよね。泣くと結構なエネルギーを消費しますので程よい疲労感を得られます。またセロトニンが増えるということも分かっています。
④ 鎮静効果
泣くとエンドルフィンが分泌されます。エンドルフィンの鎮静作用はモルヒネ以上だと言われています。
⑤ 心理的な自己解放の効果
感情を抑えると、心身抑制となり心理的負担が増します。人は思考に支配されてストレスを強く感じますから、時に感情を爆発させて、思考を振り切ることが必要なんです。いわばマインドフルネスと同等の効果が得られます。
⑥ 感性が豊かになる効果
感情をストレートに表現することで、いろんなことに感動したり、人の気持ちに共感する力が増します。なので僕は「涙活」といって、わざわざ泣くための行動(泣ける映画、動画、熱闘甲子園をみる、感動本など)を敢えてしにいきます。
ほら
「泣く」ことはめちゃくちゃメリットがあるんですよ。
泣くのを我慢したらダメ!
ましてや泣いたことに罪悪感を感じる必要なんてない。
どんどん泣きましょ。
「泣くのは女の武器」なんて冒頭で言いましたが、
いいじゃん!
それで相手が優しくなれるんだから。
泣いたら負け?
いい加減、勝負するのやめません?
僕はこの曲はつくづく名曲だなぁ…と思います。
♪ TOMORROW ♪
涙の数だけ強くなれるよ
アスファルトに咲く花のように
見るものすべてにおびえないで
明日は来るよ 君にために
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