警察に捕まったのは誰のせい?
昨日、京都の田舎道の住宅街を息子を助手席に乗せて車で走っていると、後ろからプップーと音がしました。
バックミラーを見ると、単車にまたがった警察官が笛を吹いて、僕の車を停止するように促してるではありませんか。
えー?なんで?
と思いつつ、車を停車させ、恐る恐る窓を開けました。
すると…
警官: 「あの~…さっきのところ一時停止の場所だったんですけど、おたく止まらずに通過しましたよね~」
僕: 「え?そうなの?全然わからんかった!」
警官: 「実はそうなんですよ。ちょっとすぐそこが交番があるんで、ちょっと私についてきてもらえますか」
といって、僕を先導して走り出しました。
僕は、「まじか~!クソ~ムカつくなぁ!あんなとこ一時停止なんてわからへんで~!警察のおっさん、どこに隠れてたんや~」
と悪態をついていたんですが、すると、ずっと黙っていた息子がはじめて口を開きました。
「あのな、父ちゃん…」
「悪いんは父ちゃんなんやで!一時停止を見落としたんは父ちゃんだろ!ルール守らんかったんは父ちゃんで、あの警察のおじさんは、自分のやるべき仕事をしただけなんじょ。だのに父ちゃんがカリカリしたらあかんわ」
ガビーン!
またまた息子にしてやられました。
確かにそのとおり!
まったく反論の余地もございません。
なにをイライラする資格が僕にあるというのでしょうか。
コーチカウンセラーを生業としている心の専門家である僕が、またしても息子にメンタルのあり方をたしなめられるという…
なんとも情けない結果となりました。
はい、罰金7000円はその日のうちに京都市北区郵便局に納めさせていただきました。
長旅で手持ちの現金がどんどん減っていて心もとないですが、そこは自業自得。ぼくのわずかな罰金がどなたかの国民のために使われていると思えば、奉仕の心でもって喜んで差し出せます。
息子よ!
愚かな父に気づきを与えてくれてありがとう。
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