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今日は本の紹介です。

以前にも少し触れたことがあるので、それきかっけで読まれた方もいるかもしれません。

「君と会えたから」 著者:喜多川泰



とにかく僕は喜多川泰という作家さんの大ファンになんですが、なぜかというと…

よく言いますよね、

「たった1冊の本に出会って人生が変わった…」

この人の書く本は、そんな感動を味わえる本ばかりなんです。

まったく外れがないんです。

それこそミステリー小説だと東野圭吾とかバイオレンスだと大沢在昌とか、刑事ものだと今野敏とか、佐々木譲とか、ビジネスものだと池井戸潤とか・・・

だいたい外れがないじゃないですか。

(僕だけかな…)

で、ジャンルで言えば「自己啓発」

世に自己啓発本はゴマンとありますが、喜多川泰の書く本ほどすんなり腹に落ちる本はないように思います。

なぜかというと、小説仕立てだからです。

どこにでもいるような自分と重ね合わせられる主人公がいて、その人の出会いや出来事から気づきや成長がある…というふうに物語として進行していくんですよ。

なので、主人公に感情移入するんです。

共感するんです。

だから、感動とともに学びがあるんです。

話を今日のおススメ本「君と会えたから」に戻しますね。

この本でもふんだんに自己啓発的要素があり、「なるほど」と思える気づきだらけなので、その点でも価値があるんですが、それ以上にこのストーリーは、泣けるんです。

僕は号泣しちゃいました。

とにかく感情移入しやすい“つくり”になっているので、涙があふれるシーンがあるんです。

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、「生き方」をあらためて考えさせられます。

僕は、自分の講演のコンテンツとして、「終活」をお話しさせていただくことがあるんですが、それにも大いに参考になりました。

人生で唯一約束されていることは、いずれ死ぬことだけ!

逆に言えば、他には何も約束されてないんです。無限の可能性があるんです。

だのに私たちは、はじめから「どうせできっこない」「どうせ私には無理」とチャレンジするどころか、考えることさえ放棄してしまい、「やりたい」「やりたくない」に関係なく、無難な生き方を選択しちゃっています。

そして私たちは、明日も明後日も「生きている」と思って貴重な時間を浪費し、毎日生活してしまっています。まるで不老不死で生き続けられると信じているかのように。

「死」を考えるということはつまり、「生きる」ということを改めて考えるということなんです。

こう説明しちゃうと、なんだか小難しい、哲学っぽい、なんとなくは分かるけど…まあ、大事だよね…

って感じになっちゃうんですが、こういうことを頭で理解するんじゃなくて、この本を読むと「体験」で理解することができるんです。だって、あなたは物語の主人公の目線で疑似体験できるから。

とにかく感動します。

ぜひ一読をおススメします。




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