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カナダのトロント市で日本語教師をしている田中恵美子と申します。3月14日から自宅待機をしています。カナダでどんな生活をしているか自分への備忘録として、振り返りながら日記を書きたいと思います。

4月3日自宅待機21日目:感染者12375名(1092名増)死者208名(35名増)

お昼:日本語オンラインレッスン。カナダ人の学生と1時間近く最近の生活について話してから宿題のチェックなど。普段は冷静沈着な彼が最近はモチベーションがなく張りがない生活をしている、とふと漏らした。さすがに自宅待機も3週間を超えると終わりなき戦いに疲れて来るのは心から理解できる。レッスンが終わってからも30分ぐらい他愛もない話をした。今は人との繋がりが大事だと思う。一人暮らしの人は少しでも外の世界とのコンタクトを取った方がメンタルの健康を保てると思う。
そう考えると一人で暮らしている留学生やワーキングホリデーの日本人など、カナダに家族や知り合いが多くいない方は更に厳しい環境下にあると思う。

午後:よさこいチームのスタッフとミーティング。私以外のスタッフは日本にいる為、現在生活が完全に昼夜逆転している。時々今が何時なのか、外が明るいのか暗いのかわからなくなる。起きるのが夕方(日本の朝)なので、スーパーがやっている時間に間に合わないことが多い。色々なことが落ち着いたら生活を元に戻したい。

我が家の彼は、相変わらず一日中ゲームをしたり、ポッドキャストを聞いたり、映画を見たり、充実した時間の過ごし方をしているように見える。
彼はイライラもせず、楽しそうに生活している、3週間も。
もしかしたら内面ではストレスを抱えてるかもしれないけれど、全くそれが見えない。
そういう人が家にいて良かったと心から思う。
私もイライラしたり怒る理由が家の中にないのは本当に有難い。

最近は彼のご両親が住む隣町へ行くべきかもしれないと話し合っている。
彼のご両親は本当にいい方たちで、そちらへ行けば今よりも広い空間で生活できるし、広い庭も、彼にとって何よりも大事なピアノもあるし(ピアニストなので)、犬もいるので散歩にも行ける。
ベースメントがあり別々に生活できるようになっているので、生活を分けることもできる。
ただダウンタウンで生活していると好きな食べ物をオーダーしたり、徒歩で買い物に行けたり利便性がとても高いし、私にとっては自分の両親ではないので、長い自宅待機生活になった時にお互いにとってストレスにならないかを心配している。
それからベースメントで別々で生活したとしても、私たちが行くことで彼らの感染リスクを高めてしまわないかが心配である。
日本では里帰りをすることでの感染拡大を危惧する報道が常に流れている。
私たちが隣町へ行っても外の人に会う事はないので、心配なのは彼のご両親になる訳だけれど、どうするのが私たち家族にとってベストなのか、彼とご両親と相談しながら決めて行きたい。
ちなみに彼のお父さんはタバコ関連の仕事をしているので、今は普段よりも忙しいらしい。
こういった生活なのでタバコやマリファナ(トロントは合法です)やお酒の売れ行きがよくなっているそう。

写真はゲームを楽しむパートナー。一日の殆どをこのデスクで過ごしているので、お尻が痛くならないか心配している。

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