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人間のレベルがわかる本

パワーかフォースか」という本がとても面白かったのでご紹介させていただきたい。

『POWER VS. FORCE』 デヴィッドRホーキンス著


まず、この本は科学的に「人間のレベル」を測れることを証明した、歴とした科学本です。なので、本当に集中して読める環境がないと何を言っているのか理解できません。
難しい理論:「非線形理論」「カオス理論」等々・・これらの難しい理論を基に科学的に紐解いたら、的なことが書いてありますが、この辺りは深く読み込まなくてもさほど問題はなかったです。(詳しくその理論や用語を知りたければ、末巻資料が豊富に載っておりとても親切な本でした。)

初版は2004年9月。その後2006年に増刷されており、出版元は株式会社 三五館という出版会社です。
帯には、スピリチュアルオカルトと経営哲学、そして「宇宙エネルギー」などのニューエイジ的思想を併せ持った、故船井幸雄さん、デンマーク王室、韓国政府、そしてマザー・テレサもコメントを寄せている。


著者のデヴィッドRホーキンスとは何者か

米国精神医学学会終身会員。医師博士。1952年より精神科医として活動し、セラピスト及び講演家として広く知られている。現在はアリゾナ州で治療と執筆を行うかたわら、「高度なスピリチュアル研究所」の主任を務めている。

本書よりー。
わずか3歳の時に「完璧な意識」を体験。
それは「我」は存在していると認識することと同時に、「我、あり」と意識している「私」は、実は全く存在していないのではないか?という恐怖に襲われる。

成長と共に「私」は「存在そのものである」という意識の目覚めを確立し、「個人的な自己」と個人的自己をはるかに超越した、何かもっと偉大な「自己」の存在、そして、最初から存在しなかったという ‘無’ に対する根源からの恐怖に苛まれていた。
その後、臨死体験、第二次世界大戦を経て、医学校へ進む。彼の心は「心」の複雑さについて奪われていたので、精神医学を研究し始める。

何となく、わかるような、わからないような・・・

そんな気持ちで読み進めていった。


キネシオロジーとは

刺激に対する「筋肉反射テスト」に基づいた確立している科学として認められています。ポジティブな刺激は、強い筋肉反応を引き起こし、ネガティブな刺激は筋肉に明らかな弱かをもたらします。
このマッスルテストは、ここ25年間、広範囲に立証されてきました。
肯定もしくは否定の応答が、筋肉的な刺激だけでなく精神的な刺激によっても起こること。また、人間の構造的な能力がポジティブか、ネガティブな刺激を区別できることを教えてくれるだけではなく、同化作用(生命力を与える)と異化作用(生命を脅かす)の区別やさらに驚くことに真実と嘘の区別までもできてしまう。

やり方も一応載っている。二人一組で行い、「YES /NO」で答えていく簡単なものらしい。詳しいやり方は、是非この本を購入し、信頼できるパートナーや友人と試してみてください。

このキネシオロジーを使って人類の意識を数値化し、表に表したのがこの本です。

意識のレベルは1〜1000まである

まず、1〜200以下のレベルの世界を「フォース」と定義づけされている。
驚くことに、全世界人類の85パーセントはここの「フォース」世界で一生を終えると言う。

では「意識のマップ」を載せておこう。

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200以下の直近、175レベル「プライド」を見ていこう。

現代人の大方が求めるレベルです。下方のエネルギーフィールドに比べると、このレベルに達するにつれて、人間はポジティブになります。自尊心が湧いてくると、意識の低いレベルで経験したすべての苦痛は和らぎます。
一般にプライドはプラスに評価されていて、社会的にも奨励されるのですが、意識レベルのチャートから見ると、200という臨界点のレベルより下に留まっているため、まだネガティブな状態と言えるでしょう。
これはプライドが、優越感に浸れるに過ぎないものだからです。
プライドのマイナス面は「傲慢さ」と「否認」です。これらは人間の成長を妨げます。プライドのレベルでは嗜癖からの回復は不可能です。なぜなら、感情的な問題や性格の欠陥を認めず否認してしまうからです。

エネルギーレベル200とは

それは「勇気」!

ここからが「パワー」の世界へいく。

何気なく、「勇気」と聞くと、多分一番最初に思い浮かべるのが「アンパンマン」ではないだろうか?

アンパンマンは「愛と勇気だけが友達」と歌っている。

「愛」はレベル500。「勇気」は200

完全に意識のレベルが人類85%よりはるかに上だ。

困っている人に自分の顔をちぎって差し出す「慈悲深さ」も納得である。

さらに読み進めていくと、興味深いことが書かれていた。

“人類の集合意識のレベルは、何世紀にわたって190に留まり続けましたが、この10年間にほんの少しですが、207というレベルにジャンプした”そうだ。

私たちが暮らす現代は、「フォース」の世界を抜け出したのか、抜け出せてないのか。

我々一人一人の心の持ちようで変わると思う。

超人的1000レベルはいるのか

はい。おります。

みなさん必ず一度は聞いたことのある『主イエス・キリスト』、『主ブッダ』そして『主クリシュナ』です。
イエスキリスト率いるキリスト教は、「権力、お金」に絡んでしまった歴史があるのでもう少しレベルは落ちるそうですが、イエス・キリストそのものの教えは1000だそうです。

まとめ

これはスピリチュアル的、宗教的といった概念とはまったく別の、私たち人類がより良い社会を形成していく過程で指針となる本だと思います。

独裁的な政治、税金を着服する政治家、権力主義者の経営者、等々・・・
そんなことばかり報道するマスメディアも。

この本を読んで「フォース」に左右されている時間はなんと勿体ないことか、と強く思いました。




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