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Hello disappears

第4章 broken

次の日、学校に行った時に感じたのは何かがおかしいという違和感と、私を見つめる好奇の視線だった
何が何だかわからないまま、ホームルームを終えた私を担任が呼び止めた。「鷹嶋、ちょっといいか」
あぁ、知ってる。この顔は、、、

私を削り取る時の顔だ

「言ってません、貸してくれるとしつこく言われて断りきれなかったので借りました」
「……本当にそうだよな、嘘はないな?」
「はい」そうだっつってんだろ執拗いな…
「先生、ご飯食べる時間ないんで戻っていいですか」
「ん、あぁ、いいぞ。戻るか」

戻った教室はやっぱり何時もと違う空気で満ちていて、[好奇心][嫌悪感][擬態]色んな言葉が頭に浮かぶ
『……どれもこれも、ピンとこないな』
ふと自分の机の上に読みかけで置いておいた本があったのが目に入った。確か、最後に読んだ行は
「……何奴も此奴もウソツキじゃあないか…ハッ」

[ウソツキ]その言葉が何故か妙にピンときたのは、気にしていないようで、一語一句聞き逃さまいとしている皆がバカに見えたからだろうか。
この場にいる全てのモノが私が呼び出された理由を、私のスクープを、探りあってるようだった。

「……気持ち悪い」

この後のことは今でも全く思い出せない
正直、先生にあんな事を聞かれたかも今の私には確認のしようがない不確定な要素だ

頭が真っ白で、何も考えられなくて、
それでもやっぱりテストの点数が満点だったのは
小学校のテストがその程度のレベルだったからだろう。まるで、今のクラスみたいに

その日から周りはどんどん
アノ子の〝嘘〟の虜(味方)になった
亡きものにしたい、私を狙って
…笑える

そ,レでm、許セなカ.ッタの

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