- 運営しているクリエイター
#暇潰し
第1話 最初のお客様
「…暇だねぇ…なぁ、軀?」「クルルルル…」
ここは常世と現世の狭間
中界街の32丁目 幽寂 の7番地
中界街には人もそうでないものも受け入れる店がいくつもある。ウチもその一つ…ただ、客は私が選ぶから何時も閑古鳥が鳴いているけれど。
壁の時計に目をやると、針は既に真上を指していた
「おや、もうこんな時間か」さてと、と立ち上がり準備を始める。毎日のルーティーンだ
「軀!庭の木から幾つか桃を取って
「…暇だねぇ…なぁ、軀?」「クルルルル…」
ここは常世と現世の狭間
中界街の32丁目 幽寂 の7番地
中界街には人もそうでないものも受け入れる店がいくつもある。ウチもその一つ…ただ、客は私が選ぶから何時も閑古鳥が鳴いているけれど。
壁の時計に目をやると、針は既に真上を指していた
「おや、もうこんな時間か」さてと、と立ち上がり準備を始める。毎日のルーティーンだ
「軀!庭の木から幾つか桃を取って