見出し画像

嫁の推し活に同行してみた。

僕は昨年、結婚し、今年で結婚一周年を迎えて、日々質素に平和に暮らしている。

そんな僕ら夫婦はそれぞれ「推し活」をしている。

僕は女性アイドルグループの「日向坂46」が好きで、特に丹生明里ちゃんと山口陽世ちゃんを推している。
ブログやインスタをチェックしたり、画像を拾ったり、専用アプリに課金して特別メッセージを読んだりしている。

他にも、チケットの抽選確率を少しでも高めたいのでファンクラブにも入っている。

お金がそこまであるわけではないので、自分にできる範囲内でなるべく多くのコンテンツに触れられるようにしている。

特に推しの2人はメッセージの更新頻度やその内容が充実しているので、読んでいて満足感がすごい。

一方、嫁はというといわゆる「ジャニオタ」というやつで、「King&Prince」と、その元メンバーで結成された「Nimber_i」というグループにどハマりしている。

グッズはおろか、画像や動画の切り抜きでスマホはパンクするし、推しの平野紫耀が表紙を飾る雑誌は、しっかり表紙が見えるように部屋に飾られている。

常に「Number_i」を摂取できるよう、XとInstagramの関連アカウントの通知はオン。

他にどハマりしている趣味はないようなので、完全に推し活に全振りしている状況だ。

そんな嫁はファンクラブ限定でのチケットの抽選確率を少しでも上げるために、僕の名義でも会員になり、その結果、今回は僕の名義で2人分のチケットを確保することができたのだ。


と、いうわけで豊洲まで行ってきました。

正直、僕は「Number_i」について詳しくなかったので、新アルバムが発売されたタイミングで、前作のアルバムも含めて簡単に予習。

「一応、一通り聴いて、好きな曲も見つけたぞ」といった状態でライブに臨んだ。

豊洲から少し歩くと会場が。
ここでびっくりしたのが、その人の多さ!特に女子!
「女性専用車両に乗り込んでしまったのかな?」と錯覚するくらい女性しかいなくて、かなりアウェーな空間だった。

女性陣の山をかき分けて、自分たちの席に辿り着き、まずは一安心。

そして、いよいよ開演。

まだ本人が出てきているわけではなく、BGMと光による演出の段階で「キャー!!」という黄色い声援?がアリーナ中から響き渡る。

僕が聴いてきたのは、男性客の多い日向坂46のライブでの野太くて低い「うおおおおお」という声。

すでにここでギャップというか、ファン層の違いを実感。

登場してからは「キャー!!」の連発。
メンバーが客席に近いところに行ってファンサービスしているのを見る、遠い観客ですら「キャー!!」だった。

日向坂46は掛け声に上手く乗れないといけなかったり、その掛け声がうるさすぎたりなどと思ったことがある。

しかし、Number_iのライブは盛り上がるところは「キャー!!」で盛大に盛り上がるし、そうでないところは比較的おとなしい。掛け声やペンライトを持った決まった動きなどもなく鑑賞しやすかった。

他にも、曲がライブ映えするものが多く、ダンスのキレの良さと音響設備の良さも相まって、あまり聞き馴染みのない曲でも楽しくノることができた気がする。

自分では絶対に参加しないイベントに行くことは、案外刺激になって面白い。

まさに異文化交流だった。

良い経験になった気がする、ありがとう。


自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。