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#Day009 日々の生きづらさ〜弱っている時の過ごし方と接し方〜

メンタルが弱っている時、どうやって過ごせば良いか分からず、ついつい苦しいことに手を出してしまいがちだと思います。

例えば、SNSで輝いている人を見て落ち込んだり、「もっと頑張ろう!」と意気込んで無理な目標を立ててみたり、無駄に忙しくして悩まないようにしようとしたり。

このようなことをすると、一見メンタルが回復したり鍛えられたりしそうですが、実はメンタルを疲れさせている側面が強いです。

メンタルが弱っている時、疲れている時は、とにかく思いっきり休むことが大切ですし、脳の神経の問題なので、頭を休ませることが心の快調にも繋がります。

とにかく「何もしない」が一番重要なのです。

とは言いつつも、僕もメンタルが弱っている時こそ新しいことに挑戦してみたり、努力を継続しようとしてみたりして、上手くいかず、落ち込むといったことが多かったです。

多分、メンタル疾患を抱える多くの人が「うんうん」と共感してくれるポイントなのではないでしょうか。

周りからは怠けているように見えても、本人的には「頑張って」成し遂げようとしているものです。もしくは「全力で」休んでいるのです。

足を骨折している人に「走れ!」と言いますか?
おそらく「ゆっくり自分のペースで良いから歩いてみるところから始めよう」とか「今は無理せずもう少し療養していよう」と声をかけるはずです。

ですが、メンタル疾患は目に見えない分かりづらい病気。
本人がいくら頑張っていても、できないことはできません。
それを「できていないじゃないか」と言われても、本人はどうしようもありません。

そんな時は、とにかく「休む」ことが一番です。
どうか自分を労って、自分を褒めてあげてください。
「今日も生きて偉い!」「今日も最低限の生活はできた!」と。

そして、周囲の人はメンタルが弱っている人のことを「骨折した人」と同じように捉えてください。
「心の骨折」には普通の骨折のように治るまで時間がかかります。
また、一度折れてしまったら、治ったとしても再び折れる可能性、つまり再発する可能性が高まります。

メンタル疾患に「完治」はありません。

あるのは症状が落ち着いて日常を問題なく過ごすことができる「寛解」という状態です。
仮に「寛解」していたとしても、何かがきっかけで再び心が折れて再発してしまう可能性が高いです。

なので、周囲の人はできる限り穏やかで優しい環境を作るように心がけてください。
その人を「腫れ物」扱いするのではなく、「誰にとっても優しい環境」を作ることが先決です。

なぜなら、メンタルは誰でも壊れるからです。誰でも骨折のリスクがあるのと同じです。

骨折をしない安全な環境づくりをすることは、骨折した人にとって快適なだけでなく、巡り巡って自分が快適に過ごせることに繋がります。

このnoteをきっかけに少しでもメンタル・心への見方が変われば幸いです。

今回はこの辺で。

自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。