#Day047 日々の生きづらさ〜美容院コンプレックス〜
僕は月に1回程度の頻度で、地元の美容院に行く。
そこは観葉植物が豊かに置いてあり、店員さんもお店の雰囲気に合った服を着ていたり、物腰柔らかに接してくれたりと素敵なお店だ。
だが、僕は毎回、ものすごく緊張しながらその美容院に行く。
その美容院のブランドイメージに惹かれはしたものの、どうしても緊張してしまうのだ。
「美容師さんと何を話そう…」
これを約1時間悩み続ける。
悩み続けた結果、「どのくらい切りますか?」に対して「…伸びた分くらいで」としか答えられない。
また、常に悩んでいるので、雑談なんてもってのほかだ。
大抵の場合、後半に美容師の方から「今日は暑いですね」などと当たり障りのない言葉を投げられる。
そこで自意識過剰な僕は「こんな気を遣わせてしまった…!」と猛烈に反省しながら、「そうですね〜もう夏って感じですね」と会話を切り上げる。
そして、美容師から「ワックスつけますか?」と聞かれ、「いいえ」と答える勇気がないので、毎回「はい、お願いします」と言う。
最後に仕上がりを鏡を使って確認する。
美容師さんは「こんな感じですけど大丈夫ですか?」と聞く。
こんな僕が「大丈夫です。ありがとうございます。」以外言えるわけがないだろう。
そんなこんなで必要最低限の会話しかせずに、唯一「肩のマッサージ気持ちよかったな」と思いながら、毎回5,500円を払っている。
正直、かなり高いと思っているが、喋らなくても許してくれるし、何よりお店の雰囲気が好きなので、今のところは通うようにしている。
ベラベラと話す美容師さんではなくてよかった。
もしそうだったのなら、Apple Watchが「心拍数が高いです」と警告を出してくるだろう。
年齢も近そうなので、もっと気軽に話せたらと思いながら、もう1年くらい通っているけれど、いまだに天気のことくらいしか話していない。
プライベートのことについては、もうあと1〜2年はかかるだろう。
それでは、今回はこの辺で。
自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。