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20201118


ゆうべはものすごく怒った。
怒るのは疲れる。
お互いに何の益にもならない。
でも益のために怒るわけでもないし。

私はひ弱だし弱虫だけど、他人に流されないと思う。
昔勤めていた職場を離れる時に、仲良くしてくれていた先輩が「〇〇は人の悪口を言わない」と言ってくれた。その頃の職場は女性ばかりということもあってか、悪口陰口が毎日飛び交っていた。どうしても、思っていないのに「そうそう」と言ってしまう空気があった。でも私は絶対言わなかった。「そうですかね?」「私はよくわかんないですけど」みたいに、しれーっとしていた。はっきり「そういうの、よくないですよ」と言えない自分に苛立っていたけれど、絶対にうなずかないようにしていることを誰かがわかってくれたことが、とても嬉しかった。

誠実でいたい。嘘で人を傷つけたくない。
本当に私のことが嫌いな人に「嫌い」と言われたら仕方がないと思う。でも、そうじゃないのに他人に流されて「嫌い」と言われたら、その方がよっぽど傷つく。
でも私のこの誠実さ(と自分では思っているもの)が誰かを傷つけることもあるのだろう。もう、わけがわからない。どうすればいいんだ。

悶々としていたので、ぼんやり読めるものをと思い、本棚から三好愛『ざらざらをさわる』を出して読む。三好さんを知ったのは、川上弘美『某』の表紙。ぼんやり読めるけれど、結構、辛辣。うーん、辛辣、ではないか。三好さんの絵は不思議で、ゆるい感じだけど影がある。かわいいけど、ちょっと不穏。文章もそんな風だなと思う。

綺麗なだけとか優しいだけのものに興味がない。興味がない、というか、怖いんだと思う。信じられない。そんな馬鹿な、と思う。嘘を吐け、と思う。何もかも疑ってしまうので何にもすがれない。他人に流されないというのはいいことのようで、全然よくない。適度に流される方が、生きやすいんだろうなと思う。自分も、周りも。

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