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20201026


朝からひたすらイライラしている。イライラ、カツカツ、体の中を真っ黒いピンヒールで歩き内臓に穴をあける。

そんな今日にぴったりの、脳が痺れる曲に出会ってしまった。
基本的にたったひとつのヴィジュアル系バンドを聴き続けている人間なので、音楽に関してとても狭い世界にいる。
だが、これはなんだ。全てが好きだ。特に歌詞がすごすぎる。快感。ずぶずぶと溺れる。
音楽は怖い。ハマると脳内に居座ってしまう。中毒性が高すぎる。

週末、ずっと読みたかった[茶色の朝]を読んだ。想像以上に恐ろしい本だった。
これを読んだ時も、この曲を聴いた時も感じたのは、慣れて思考をやめることの恐ろしさ。そしてそれに気がつかない愚かさ。
世の中にはわからないことがありすぎて、それにいちいち反応していては身が持たないのだろう。反応しないことや、過剰に摂取しないことが心身の健康には良いと言われている。
それはそうだが。
私はそんなことをして健やかに長く生きるくらいなら、抗って抗って、摩耗して、さっさと死んでしまいたい。
これはあまりにも極端な考えだけれど、健やかさやあたたかさ、絆や繋がりばかりもてはやされるのは、もうたくさんだ、と思う。誰かバチッと言ってくれよ、と、私も結局受け身で待っているだけなのだが。



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