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人生100年時代、教師を辞めても大丈夫?:自治体教育センターの研究員として仕事をしていたころを振り返ってみる

はじめに


33年間 教員をしていた中で 

自治体教育センターの研究員をしていたのは 10年間です。


自治体教育センターの研究員とは

現職の教員が 教育センターの研究員として

各教科等の部会に所属し 月に1回程

主に教育センターを会場に

教材の研究や指導方法の工夫や改善などの

研究に取り組みます。

その成果を 紙上や フォーラム等で発表します。


どんなことをしてきたのか


情報教育(ICT教育)の分野の研究員を 担当していました。

情報教育

定義:

情報社会を生きるために必要な情報リテラシーを育む教育の総称です。
情報活用能力、情報モラル、情報セキュリティ、メディアリテラシーなどを育成することを目指します。

範囲:
情報通信技術(ICT)の活用だけでなく、情報の収集、評価、選択、処理、創造、発信、情報社会のルールやマナー、情報倫理、情報セキュリティなど、幅広い領域をカバーします。

目的:
情報社会に主体的に参加し、情報を適切に活用できる能力を育成すること。
情報の氾濫や情報社会の危険から身を守り、豊かな情報社会を築くこと。


ICT教育

定義:

情報通信技術(ICT)を活用して教育効果を高める教育のことです。
コンピュータ、インターネット、タブレット端末、電子黒板などのICT機器やソフトウェアを教育現場に導入し、学習活動や教育活動を支援します。

範囲:
ICT機器やソフトウェアの操作方法、ICTを活用した学習活動や教育活動、ICTを活用した情報収集や情報発信などが含まれます。

目的:
ICTを活用して学習効果を高め、生徒の主体的な学習を促進すること。
教師の負担を軽減し、教育の質を向上させること。

Gemini



10年間で 行なってきた 主なものを紹介します。


教員のICT活用を推進するための研究と研修会


研究員を始めたころは

教職員に 1人1台のパソコンが支給された時期だったため

操作方法だったり 活用方法だったりと

初歩的なことに関する 研修会を企画し

講師として 先生方に教えていました。


後半は 使用するパソコンや環境が変わったため

以前との違いや 有効な活用について

研修会を行いました。



児童のICT活用を推進するための研究と研修会


研究員を始めたころは

子どもたちが パソコンを使うのは 

パソコン室にいった時ぐらいでした。


今のように 日常的に使うことはなかったです。

パソコン室で学習をするときに 有効な活用方法について研究し

操作方法について研修を行っていました。


直接的に子どもたちに教えることはなく

先生方を子どもたちに見立てて研修を行いました。


状況によっては 企業の方を招いて

研修を行うこともありました。



プログラミング教育についての研究と発表


プログラミング教育が導入されることになったため

2年間 研究を行い 研修会を行なったり

教育フォーラムで 発表したりしました。


プログラミング教育は

小学校と 中学校とのつながりが大切です。

小学校の研究員だけでなく

中学校の研究員と合同で 研究を行いました。



よかったこと


先生方に喜んでもらえたこと


研修会を終えた時に

「わかりやすかった。」

「さっそく 学校でやってみたい。」

「資料やデータがもらえて うれしい。」

「次の機会にも 参加したい。」

などと 喜びの声が聞けると

とても うれしかったです。


次回は もっとよいものにしたいと

励みになりました。



自分自身にとって学びになったこと


参加した先生からは 喜びの声だけでなく

次は こんなことを教えてほしいと

リクエストをもらうこともありました。


その度に 研究を行い

情報教育について 深く知ることができたことは

自分自身にとって 学びになりました。


また 企業から講師を招いて 研修会を行うと

その講師の方の 教え方のテクニックを見ることができ

新たな刺激を受けることがありました。


研修会だけでなく 普段の授業にも活かせることがあり

たいへん有意義な時間でした。




たいへんだったこと


研究員の仕事は

普段の業務にプラスして行うため

確かに負担は増えます。


担任であっても 教務主任であっても

研究を行う場合は 学校を離れる必要があります。


他の先生に授業を行ってもらったり

時間割を変更してもらったりと

調整が必要で 迷惑もかけます。


情報教育を推進したいという おもいと

協力していただく先生方のおかげで

続けられたのだと おもいます。


本当に ありがとうございました!



さいごに



10年間でであった 研究員の先生方は

どなたも熱心に取り組まれていました。


だからこそ 負担に感じている方が

いらっしゃるのではないかと おもいます。


もし 近くに研究員の先生がいらっしゃるようであれば

あたたかい言葉をかけるなど

バックアップしていただけると うれしいです。






次回は 研究指定校で仕事をしていたころを

ふりかえってみようとおもいます。





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